ロロパークはアフリカの西に浮かぶカナリア諸島(スペイン領)の最大の島、テネリフェ島にあります。テネリフェ島が「欧州のハワイ」と呼ばれる様に、スペイン国内だけでなく、フランス、イギリス、ドイツとヨーロッパ各国からバカンスを楽しみにやってくる観光客で一年中賑わっています。
島の象徴であるテイデ山の他に多くの観光客が訪れるのが、動物園、植物園そしてバードパークから成る巨大なテーマパーク「ロロパーク」です。ロロパークはかつては旅行サイトTrip Advisorで世界一の動物園として選出されたこともある大人気スポットです。
そしてこのロロパークの関連組織であるロロパーク財団が、4年に1度「国際オウム会議」というコンベンションを開催しています。
ロロパーク財団は絶滅危惧されている野生動物や野生の鳥たちの生息環境を保全することを目的として活動しており、今までに約20億円を世界中で行われている保全プロジェクトに出資・支援しています。
財団が支援しているプロジェクトの活動報告を初め、ロロパーク財団がロロパーク内で行っている研究結果の発表、世界各国の成果を出している著名な繁殖家、研究家による発表などが数日間にわたり行われる、真の国際会議です。
この会議に参加すると、会議開催期間中のロロパーク入場料が無料になり、ブリーディングセンターのバックヤードの見学という飼い鳥には夢のようなツアーに参加できます。
オウム会議は4年に一度ですが、ロロパーク財団の会員になれば財団から最新情報が送られてくるだけでなく、会員期間中はロロパークとポエマデルマール水族館への入場が無料となります。
ご興味のある方はロロパーク財団のホームページでご確認ください。
<ロロパーク財団からのニュースレター 2021年>
5月号:太陽と鳥の健康
4月号:鳥の繁殖のコントロール
3月号:最初の産卵の時期を合わせる
2月号:鳥たちが活発になる時期
1月号:ロロパーク財団の鳥のための一年草
<ロロパーク財団からのニュースレター 2020年>
12月号:繁殖期の準備の始まり
11月号:ロロパーク財団での親鳥による繁殖について
10月号:ロロパーク財団での大切な命の誕生
9月号:鳥と季節の変化
8月号:ロロパーク財団による持続的な保全活動
7月号:飼育下での繁殖、種の未来
6月号:ロロパークで夏を楽しむ鳥たち