（3）羽根太の方針

いつもありがとうございます。

25年前から構想を温めてきた「羽根太の方針」を、やっと実行に移す時期がやってきました。

私も公言しないとダラダラとしてしまい、活動のスピードが加速しません。

ここは腹を決めて、残り3つの「羽根太の方針」をお伝えします。

よかったらお読みいただけたら嬉しいです。

まず前回お伝えした2つの羽根太の方針は次の通りです。

（1）飼えなくなった鳥の引き取りやレスキュー

（2）愛鳥家の皆様への啓発活動（セミナー開催やブログ等での情報提供）

この2つはすでにCAP!で始め、今はTSUBASAが引き継いで、現在も活発に活動していますので詳細は割愛します。

残りの3つは次の通りです。

（3）鳥のために小さく始める大胆な繁殖改革

（4）CITES I類の鳥の中間施設建設と繁殖と野生復帰

（5）上記1～4を行うバードパーク建設とそこで最期まで愛鳥と暮らせる街作り

実は羽根太の方針のゴールは、（5）です。

早い話が、おじいちゃん、おばあちゃんになっても最後まで愛鳥さんと、最期まで暮らしたい、そんなことができる街を作りたい。

またその街で、私たち愛鳥家が今まで培ってきた経験を活かし、社会的な使命である（1）～（4）に関わりたい。

と「早い話」はこういう感じです。今度は「ちょっと長い話」ですが、ゴールである（5）の概略をご説明します。

（5）は子供が描く夢物語、いや、馬鹿ばかしい話かもしれません。

でも、こんなことを鳥爺はずっと考えていましたので、もしよろしかったらおつきあいいただけたら嬉しいです。

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（1）～（4）のミッションを行うために、バードパークを建設します。

バードパークの周辺には愛鳥家の人たちが暮らせる場所です。

ご自身の愛鳥さんと最期まで一緒に暮らせる終の住処（ついのすみか）です。

この街の主役は鳥と愛鳥家です。

バードパークの鳥たちのお世話は、この街の住人すなわち愛鳥家が行います。

そのためにこの街で雇用を生み出すこともできます。

イメージとしては現在トヨタが勧めている「スマートシティ」のような感じでしょうか。

私は今25年くらい前、CAP!池袋店が手狭になった頃から、この構想を練っていました。

ただ残念ながら東京という土地は環境や予算の面では不可能な場所です。

そこで考えた第1候補地が、沖縄でした。

沖縄は一年を通して暖かく、インコ、オウム、フィンチ類にとって快適な環境です。

1998年に実際に沖縄に行き、いろいろな土地を見てきました。

ただその頃はCAP!を運営しながら、親会社のロムテックの経営をしなくてはなりません。

ロムテックでは優秀なスタッフに恵まれていましたので、FAXと電話でテレワークができると考えました（インターネットが普及し始めたばかりの頃）。

しかしそれでも沖縄ー東京を頻繁（週1回以上）に行き来することを考えると、沖縄は現実的ではないと思い断念しました。

そして次の候補は伊豆半島です。

伊豆半島は私が20代前半に自転車で一周したことがあります。そのときのイメージもあり、誰よりも伊豆半島の魅力を感じていました。

また沖縄ほど気候は温暖ではないですが、それでも鳥たちにとっては暮らしやすいでしょう。

早速翌年の1999年に候補地探しという視点で視察しました。

予想以上に伊豆半島も素晴らしいところがいっぱいで、心惹かれました。

この地であれば、東京までの往復はそんなに苦になりません。

ただ思った以上に土地代が高く、希望する広さになると手も足も出ませんでした。

手狭になったCAP!をそのままにしておくことはできず、一旦、埼玉県三芳町に移転しました。

三芳町の店舗では、鳥たちが自由に飛び回れる空間と、（3）の繁殖改革を実践できる施設を作りました。下の写真がCAP!三芳店の中庭です。

そして埼玉県三芳町で2000年に「TSUBASA」を設立してから、この想いはさらに強くなりました。

引き続き伊豆半島も探しつつ、次の候補地に挙げたのが房総半島でした。

最終的にここで運命の土地（？）と出会い、CAK（コンパニオン・アニマル・キングダム）を作りました。

次回はCAKのイメージマップをご覧いただきながら「羽根太の方針」の（5）をお伝えしたいと思います。

（つづく）

今週も素晴らしい一週間になりますように　♪ (^o^)／