21世紀の鳥には「prevention-予防」が一番大切

いつもありがとうございます。鳥爺です。

少しだけのお休みをいただく予定が、こんなにお休みをしていまい大変申し訳ありません。

実は先月末から自宅と事務所の引っ越しを行いました。

ネット環境がスムーズでなかったことや、103羽の文鳥レスキューや、まだ公開できないレスキュー案件などがありバタバタしていました。

挙げ句の果て古傷の腰を痛めてしまい、起きてもヒイヒイ、寝てもヒイヒイ唸っていました(汗)。

ようやく長時間座ることができましたので、今日からブログを更新させていただきます。

ただ連載している今日のブログはデータが別のパソコン内にあるため、違う内容をお伝えしたいと思います。何卒ご了承願います。

2000年2月にアメリカ・ラスベガスで開催された第1回ガブリエル財団のシンポジウムでオランダの獣医師ジャン・フーイメイヤーさんの講演が印象に残りました。

記憶を辿りながらご紹介します。(通訳は私たちに同行してくれた仁美さんです)

20世紀は多くの鳥が絶滅し、多くの鳥が利用され、虐待されました。

鳥が絶滅した最たる理由は無知、不十分な情報と知識、無関心と経済的理由です。

21世紀の鳥には「prevention-予防」が一番大切です。

予防とは鳥についてよく知り、理解し、将来に対する長期的展望を持ち、教育を受けたり、情報を提供することで達成できます。

鳥は犬や猫のような家畜でなく、絶滅の危機に瀕している種はペットとして飼うべきではなく、国勢レベルでのブリーディングプログラムに入れるべきです。

鳥は自然からの大使です。鳥が絶滅するような環境に対して何も対策を立てなければ、いずれ人間に跳ね返ってくるでしょう。

獣医師は鳥飼養界に対してもっと意見し、飼い主やペットショップオーナーや業者を教育していくべきです。

オランダの獣医師ジャン・フーイメイヤーさんが住んでいるヨーロッパでは当時、野生で捕獲した鳥が多く、想像を絶するほどの数で売買されていました。

アメリカのように鳥の生きる権利、肉体的にも精神的にも質の高い生活を送る権利が、主張されていないような気がしました。

そのためか野生の鳥に対する危機感がとても高いと感じました。

21世紀の鳥には「prevention-予防」が一番大切、という講演を聞いてから21年が経とうとしています。

たしかに「予防」が進んでいるかもしれませんが、一方で絶滅している動植物が後を立ちません。

鳥好きである私たちは、せめてインコ、オウム、フィンチの動向をしっかり注目し、絶滅する種がないように「予防」していきたいですね。

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