鳥たちが寒い季節を快適に過ごすために(3)
いつもありがとうございます。鳥爺です。
人用の暖房器具はいろいろあります。
ここでは私が使っている暖房器具の説明だけです。
それ以外につきましては、私が住んでいる住居の制約の関係で使うことができない
ものもあります。何卒ご容赦願います。
そんな中で、鳥にとって快適な暖房器具をまとめてみます。
まずペットヒーターやパネルヒーターです。
これらは熱源の周りだけしか保温してくれません。
ケージを置いてる部屋が、とても寒い場所でしたらヒーターそのものの効果は
半減します。
特にペットヒーターやパネルヒーターは、ケージの周りを囲うことによって
保温効果をあげれます。
ただし、透明のビニールクロスなどで囲うと、インコ、オウムは必ずといっていいほど
噛み千切ります。
万が一食べてしまったりすると危険です。
もし、囲う場合は嘴や足が届かないように、ケージとビニールの間(隙間)を
あけるようにしましょう。
アクリル板で囲うのも効果的です。少し高価ですが紫外線を透過しますので外で
日光浴も可能です。
園芸用の温室を使う方法もあります。
こちらもできればビニールタイプではなく、ガラスタイプの温室がいいでしょう。
ビニールタイプの場合は、鳥を入れる前の数日は暖房を入れて試運転をしましょう。
匂いやアク(?)を取り除くためにも。
いずれにしてもケージを囲っていますので、換気には充分気をつけてください。
「ヒーターをつけてるから安心」と思わないで、必ず温度計をセットし、常に室温を
確認しましょう。
ヒーターの熱源の近くは温度が高いので、できればヒーターとは反対側に温度計を
セットしてください。
ペットヒーターにはサーモスタットがついてない商品が多いので、温度が上がり
っぱなしになります。
必ずサーモスタットを使用するようにお願いします。
ただしサーモスタットの設定温度は、センサーの置く場所によって違いますので、
必ず温度計を見ながらサーモスタットの温度設定を行ってください。
サーモスタットも精度の高いものから低いものまでいろいろあります。
看護用に使うのであれば、少し高価ですが爬虫類用のサーモスタットがお勧めです。
それでも暖かくならない場合、出費が増えますが「2重保温」をお勧めします。
それはペットヒーターなどでそのケージ内を保温するのと同時に、ケージを置いてる
部屋そのものを保温する方法です。
例えばエアコンやオイルヒーターなどで部屋を暖め、ペットヒーターでケージ内を
保温するという方法です。
この場合、それなりに電気代がかかります。
大切な愛鳥さんに寒さから守るため、飼い主さんは仕事頑張るしかないですね(苦笑)。
温度計も最高最低温度計がお勧めです。
毎日セットすればその日の最高温度と最低温度を記録します。
部屋の温度が寒くならないことも重要ですが、一日の温度差も重要です。
温度差が広がらないように工夫してあげてくださいね。
最後によく質問されることがあります。
「ケージ内の温度は何度がいいですか?」
とても重要なことですね。
このことについては次回お伝えしたいと思います。
(つづく)
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