愛鳥さんの健康管理(15)「鳥さんが吐く、、!?」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

鳥さんがときどき吐く場合があります。一般的に多いのが発情に伴う場合です。

鳥は発情すると、自分の食べ物を発情対象にプレゼントします。その発情対象は鳥同士ではないことも多いです。例えば飼い主さんであったり、止まり木であったり、おもちゃであったりします。

予想できない「物」に発情する場合もあります。仮に発情した「物」が確定したら、その「物」を取り除けば吐くことは止めるかもしれません。しかし、今度は新たな「物」を見つけて、吐くようになるでしょう。

これはいたちごっこですね。この場合重要なことは、吐く「物」よりも、なぜ「吐く」かということをかんがえなければなります。つまり発情を抑えるということです。

発情を抑えることはとても難しいです。なぜなら、それは自然なことだからです。犬、猫のように去勢や避妊手術ができれば発情を抑えることができるでしょう。

しかし現状では鳥には去勢や避妊ができません。なので発情するのは、ごく自然の成り行きなのです。

ただ、放っておくと発情に伴う問題行動が起こるかもしれません。吐くこともそうですし、咬みつきや、無駄鳴き、毛引き、そして一番やっかいなのが産卵です。

私たちは日々鶏卵を戴いているので、卵は難なく産まれてくると思いがちです。しかし産卵はどんな鳥も命がけです。鶏が毎日産卵するから安易に考えていけないと思います。

おっと!?話が脱線しました。発情については大きな問題ですので別の機会にお伝えするとして、吐くことについて続けたいと思います。

吐くことが発情に伴うということを書きましたが、実は違う理由で吐く場合があります。

発情で吐くときは、発情対象がありますので、吐いた物が自分に付着することはありません。

実は自分に嘔吐物が付着する場合があります。特に自分の頭部や顔あたりです。これは身体の中で異変が生じ、気持ち悪くなって吐いたからです。

鳥は気持ちが悪くて吐くときは、頭を強く振ることがあります。その弾みで自分の頭部や顔周辺に嘔吐物が付着するのです。これは明らかに気持ちが悪い状況ですので、できるだけ早く主治医の先生の診察を仰いだほうがいいと思います。

さて次回は、食欲や元気がない場合です。

(つづく)

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