(6)投薬と点鼻で産卵、、、!?

いつもありがとうございます。鳥爺です。

ただでさえ年末年始は体重が増えるのに、コロナ禍の巣篭もり状態でさらに体重が加速した方も多いのではないでしょうか?

えっ、もしかしたら私だけ??

先週、病院にいきましたら主治医の先生から赤信号を出されてしまいました(汗)。

私の場合、2、3kg体重を増やすのは簡単ですが、わずか100g減らすのは至難の技です。食欲にはいつも勝てません(苦笑)。

さて、前回までは体重の減少についてお伝えしました。その理由は体重が減少すると命に関わることが多いからです。しかし体重が増えることで命に関わることもあります。今日はそのことについてお伝えしたいと思います。

体重が急に増えることが命に関わることといえば、もうお分かりになる方も多いと思いまが、卵詰まりですね。

「卵塞」、「卵秘」とも言われ、いろいろな原因から産卵がうまくできません。

その卵で他の内臓が圧迫され、場合によっては強い力みのために卵管脱を起こします。この状態はかなり危険で、最悪落鳥する可能性があります。

我が家でも最近、いや現在進行中で体重が増えたり減ったりしている鳥がいます。

ウイリー@ルリコンゴウインコです。今年で22歳になります。

昨年暮れに健康診断に行ったとき、治療対象になりました。朝晩2回の投薬と3回の点鼻投与が必要です。飲水投薬ではなく確実に薬を飲ませるために直接投与しなくてはなりません。必然的にウイリーを保定して薬を飲ませることが必要です。また点鼻も同様に保定しなくてなりません。

ウイリーは3年前にTSUBASAから引き取って、手にも乗るようになりました。しかし健康診断で主治医の先生や看護師さんに保定されたときには、「ギャアぁぁ~!!」と、この世の終わりのような大声を発して嫌がります。先生や看護師さんは保定が上手なので咬まれませんが、もしうっかりして咬まれたらたいへんなことにあります。

こんな状態、つまりベタ馴れではなく、手に乗る程度の懐き具合で果たして投薬、点鼻ができるでしょうか。もしうまくいかなかったら私もウイリーを保定しなければなりません。それも1日2~3回も。当然大声を発します。集合住宅に住んでいますので、近所の人は我が家でDV騒ぎが起こっているのではと思ってしまいます。

そのようなことにならないように作戦を練ることにしました。

作戦名は「赤ん坊大作戦」。

ウイリーは赤ん坊(ヒナ)のとき、フォーミュラで育っています。鳥は記憶力が凄いので、その時のことを覚えてるかもしれません。まずは薬なしでフォーミュラに混ぜ、小さじスプーンで与えました。

結果は、、、?? 

全く見向きもしません。

次にフォーミュラにアップルジュースを混ぜました。そして人肌温度に。

少し舐めてくれました。その瞬間ウイリーを大袈裟に褒め、甘えさせました。すると今度は自分から飲んでくれました。予想以上にうまくいったので、それからは薬を混ぜて飲ませることになりました。そして点鼻も褒めながら、甘えさせながら隙を狙っておこないました。

えっ、これが体重増加とどんな関係あるかって??

そうですね(汗)。実はここからなんです。

ウイリーに薬を飲んでもらうために、赤ん坊のように甘えさせたことが、発情を促してしまったようなのです。それから体重が2、3日で10%以上増えました。通常900gくらいなので1kgを超えた時、「ヤバい」と思いました。

案の定、翌朝ウイリーにとって初めての産卵があったのです。卵は落ちて割れていましたので重さは測れませんでしたが、体重が50gくらい下がっていました。

そして、その4日後に2個目、さらにその3日後に3個目の産卵がありました。

今回はウイリーの例ですが、セキセイやラブバード、オカメインコなど小さい鳥さんは、もっと頻繁に産卵することがあります。産卵が続けば 「卵塞」、「卵秘」になる可能性が高くなってきます。

体重が減ることも増えることも、鳥さんにとって大きなリスクになります。そのためにも体重をできるだけ毎日測ることをお勧めします。

愛鳥さんを可愛がりたいのに発情を促してしまう。あなたも同じ経験をされたと思います。ウイリーの場合、投薬と点鼻で発情させてしまいました。発情はとても重要なことなので、また別の機会にしっかりお伝えしたいと思います。

次回は体重と同じように重要な健康チェックである排泄物についてです。

今日もいい日でありますように!!

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コメント

  • コメント ( 2 )

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  1. 鳥さんが調子を落とした時にフォーミュラ食べてくれると有難いので、練習?に時々ペレット潰してお湯で溶いて上げたりします。赤ちゃん扱いで発情は、思ってもいなかったですがあるかもですね。ウィリーちゃん、嬉しかったのかな?いつもとても勉強になります。ありがとうございます。

  2. もうすでに練習されていらっしゃるのですね。我が家には他に2羽頑固な鳥がいますので、今のうちから練習したいと思います。コメントありがとうございます。

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