(19)健康に見えるときに健康診断

いつもありがとうございます。鳥爺です。

今日は「2.すでに一緒に暮らしている鳥さん」についてお伝えします。

最近は「愛鳥さんに健康診断」ということが浸透してきましたが、実際に健康診断に行かれている飼い主さんは、日本すべての鳥飼いの人口からすればまだまだ少ないのが現状です。

そう、まだまだ「鳥の健康診断って必要なの?」と思っていらっしゃる方が多いのです。

その理由はいくつかありますので簡単に列挙しますね。

・購入したショップやブリーダーから定期的に行ってほしい、と言われない(なぜ言わない、かは別の機会にお伝えします)

・鳥自身が体調が悪くても、飼い主さんが気づかない(今までお伝えしたことです)。

・鳥の専門病院が少ない

・病院に行きたいが敷居が高い(初めての人は特に)

・周りの鳥に詳しい人がいない

など、でしょうか!?

結局、体調が悪そうなので、そこで初めて動物病院に連れて行くことになるケースが多いようです。

もうすでにお伝えしているように、鳥さんが信頼できる飼い主さんの前で体調が悪い姿を見せることは、相当具合が悪い状態です。

そんな状態のときに動物病院に連れていくだけでも、鳥さんに負担がかかります。

ましてや連れて行った動物病院が「鳥も診る」という病院でしたら、適切な診断や治療ができないかもしれません。

そうならないためにも、普段からの健康チェックを行うことが重要です。

しかしそれだけでは不十分です。やはり鳥の獣医さんの診てもらうことで、飼い主である私たちではわからなかった病気を見つけていただくことができるかもしれません。

また具合が悪くなってから連れていけば、治療も長引くし、もしかしたら完治しないかもしれません。定期的に健康診断にいけば、早期発見・早期治療に繋がります。

なのでやはり「鳥を診る」獣医さんがいらっしゃる動物病院で、定期的に健康診断をしていただくことをお願いします。

では健康診断にいつ行きますか?

「今でしょ!?」

なんて古いことはいいません(苦笑)。

「今」でなくても大丈夫です。

小型(100g以下くらい)の鳥さんは半年に1回くらい。それ以上の大きさの鳥さんは半年から1年に1回くらいを目安にされたらと思います。

もちろん具合が悪そうだったり、体重の変化や異常な排泄物がありましたら、早急に病院に行ってくださいね。

そして半年に1回や半年から1年に1回の中で、どのタイミングで行けばいいでしょうか?

私は皆さんに

「健康に見えるときに健康診断」

と、お伝えしています。

繰り返しますが、具合が悪いときに病院に行くのは、健康診断でなく治療です。具合が悪いときですから、病院に行くのにも鳥さんの負担は大きいです。

近くに病院があればいいですが、まだまだ鳥を診る病院は少ないので、病院まで平均して1時間以上かかるケースが多いです。

治療のとき飼い主さんは「先生、どうかこの子の病気を治してください!」という心情です。もちろん何も手に付かない。どうか元気を取り戻してほしい、そんな想いでいっぱいでしょう。当然だと思います。

でも、「健康に見えるときに健康診断」であれば、病院まで遠方であっても、具合が悪いときではないので、その負担はまだ軽いと思います。

そして万が一病気が見つかっても、早期発見・早期治療に繋がります。

さらに飼い主さんの心情もパニック状態ではなく、平静を保つことができますので、主治医の先生と対等に、愛鳥さんについていろいろ教えていただくこともできると思います。

これからは是非、「健康に見えるときに健康診断」をお願いします。

次回は「鳥も診る」病院と「鳥を診る」病院についてお伝えします。

今日も素敵な一日になりますように(^o^)/

(つづく)

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