世界中でペンギンたちは絶滅の危機に陥っています。特に最も絶滅に近いと言われているのがガラパゴスペンギン、アフリカペンギン、キンメペンギンの3種です。そしてこのキンメペンギンがニュージーランドに生息し、絶滅の危機に瀕しているのです。
この状況を改善するために、ニュージーランドでは政府、NGOと地元のコミュニティーが協力してキンメペンギンの保護活動を行っています。
キンメペンギンの頭には黄色のヘッドバンドを着けているかのような印象的な模様があり、名前にもあるように金色の目を持つペンギンです。
1980年代には生息地の破壊や外来種による捕食により個体数が激減し、1990/91年のシーズンには本島に推定150ペアしかいないという危機的状況になりました。
その状況から、地元住民、自然保護団体、政府、そして2018年に出来た野生動物病院が一体となって活動し、現在の4,000羽まで増やすことに成功しているそうです。
キンメペンギンの保護活動についてレポートしてくださった内田さんによると、野生動物の豊かなダニーデンで、たくさんの人々の献身があっても、キンメペンギンの状況は厳しいと言います。ペンギンプレイスに行ったり、野生動物病院に寄付をしたりして、少しでも役立つようにと普段から活動をされている内田さんですが、「(キンメペンギンが)見られなくなるなどとは考えられない・・・」と、これからもできるだけ多くの人々に注目してもらい知ってもらいたいと思っています。
キンメペンギンの未来に協力したい!と思われたら、以下のリンクからダニーデン野生動物病院へ寄付をすることができます。
Photos and video provided by Dunedin Wildlife Hospital
著者:うちだいずみ
作家/写真家/メディア制作・コーディネイト。ニュージーランドの飛べないオウム・カカポを追って1993年にNZに渡り、そのまま現地の自然番組制作会社に入社、現在フリーランス。南島ダニーデン在住。
ブログやインスタグラムを中心に自然情報発信中。
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