世界の野生動物の保護活動

全世界に絶滅の危機に瀕している野生生物が何種いるかご存じですか?国際機関である自然保護団体のIUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト(=絶滅の危機に瀕している世界の野生生物のリスト)には、約31,000種(2020年7月時点)が記載されています。その原因として地球温暖化による気候変動、生息地の減少、密猟、環境汚染などが挙げられます。

2019年に行われた第一回WING YOUセミナーでジェシカ・リー博士(シンガポール ジュロンバードパーク、保護&リサーチ部門のアシスタンド・ダイレクター)が東南アジアの野生の鳥の密猟について講演してくださいましたが、鳥類だけでも絶滅のおそれの高い種が約1,400以上になるそうです。

これら絶滅の危機に瀕している野生動物を救おうと多くのプロジェクトが行われていますが、現地の様子や保護活動の成果などの情報は日本に暮らす私たちに届くことは稀です。私たちと一緒に暮らす鳥さんも数世代前はまだ野生で暮らしていました。保護活動に興味を持ち、野生の鳥に目を向けることで、愛鳥についての理解も深まり、鳥飼い生活が更に楽しくなるのではないでしょうか。

WING YOUオンラインサロンでは、世界中で行われている野生の鳥の保全プロジェクトを現地の声を織り交ぜながら紹介していく予定です。

第一回シリーズとして、日本から比較的近く自然豊かなニュージーランドの保護活動をご紹介致します。ニュージーランドでは絶滅の危機に瀕した野生動物も多いため保護活動も盛んです。幸いな事に、成果を上げている保全プロジェクトもあり非常に注目されています。

現地の「今」の様子をニュージーランド在住26年のうちだいずみさんにレポートして頂きます!

うちだいずみ
作家/写真家/メディア制作・コーディネイト。ニュージーランドの飛べないオウム・カカポを追って1993年にNZに渡り、そのまま現地の自然番組制作会社に入社、現在フリーランス。南島ダニーデン在住。
ブログインスタグラムを中心に自然情報発信中。

世界の保護活動

1st シリーズ: ニュージーランドの保護活動

1.キンメペンギン

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