繁殖期間中の羽根のメンテナンス

Rafael Zamora Padrón, Scientific Director, Loro Parque
ラファエル・ザモラ・パドロン
ロロパーク財団 サイエンティフィック・ダイレクター


この時期、多くの鳥類がすでに繁殖を始めているか、それに近い状態になっています。この時期は、鳥たちの羽毛に気を配ることが不可欠です。

求愛、巣作り、孵化、雛への餌やりは、羽根を台無しにします。そのため、飼育者側でこの点に注視することが必要です。

繁殖していない鳥は、自らの羽毛のメンテナンスにさらに数分かけるでしょう。そして、日照時間が長くなり、暖かくなってきたら、定期的にさまざまな種類の水浴びをさせる時期です。

繁殖期を迎え、雛が巣立った鳥については、そろそろ親鳥に水浴びをさせる時期です。   鳥たちは、二回目の産卵に備えて体調を整えておく必要があるので、羽毛を整えてリフレッシュするために、本能的にすぐに水浴びにやって来るでしょう。

ロロ・パーク財団では、クロオウムの様々な鳥たちとヤシオウムの雛5羽が元気に成長している様子を見ることができます。そして、羽根は彼らの健康状態を示す最良の指標です。自立に向けた成長期の衛生管理は、彼らの良い成長のために不可欠なものです。

一般的に羽根の手入れが一番必要なのは繁殖期のメスで、そのため、雛が巣立ったら繁殖用の箱を掃除して、なるべくペアの邪魔にならないようにします。

この段階になると、雛や成鳥、雛鳥用の小箱に外部からの寄生虫が見つかりやすくなります。これは羽根の質を悪化させる要因の一つであり、このようなことを管理する重要性を毎年覚えておく必要があります。

ほとんどの鳥は水浴びを好みますが、砂浴びも好みます。 もし、乾燥した清潔な砂が手に入ったら、トレイに入れてあげると、多くの鳥が砂浴びする機会を得られるでしょう。砂浴びはこの時期の適切な環境エンリッチメントとして機能します。また、駆虫を可能にし、羽根に付着した皮殻や果物や糞で染み付いた汚れを取り除くのに役立ちます。   幼鳥の場合、砂を飲み込んでしまう可能性があるため、常に注意と管理を行う必要があります。

どの時期にも言えることですが、よくある問題を避けるために、飼育者の目はある側面に集中しなければなりません。鳥の羽毛や行動を観察することで、その時々に必要なものを与えることができます。

©2023 Rafael Zamora Padrón, M.Pérez – Loro Parque Fundación
翻訳:WING YOU事務局

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