「愛鳥さんの健康管理」更新しました。
いつもありがとうございます。鳥爺です。
今日は関東某動物専門学校で会社説明会に参加する予定でした。
その学校から昨夜緊急の連絡がありました。在校生からコロナ陽性が出たとのこと。
残念ながら今日の説明会は中止になりました。
もしかしたら今日は、未来の鳥業界を引っ張る若者に出会えるかもしれません。
ウイルス感染症がこんなところでも影響してくるのですね。
そういえば感染症では今年こんなことがありました。鳥インフルエンザです。
昨年から新型コロナであまりニュースにはなりませんでしたが、1,000万羽以上の鶏が殺処分になっています。
1,000万羽です。すごい数ですね。
養鶏場の中で鶏が感染症に罹らないように、万全な施設にしているにも関わらずウイルスが侵入しているのです。
いったいどこから侵入してくるのでしょうか?
新型コロナでは、しっかりした設備と、専門家がいる空港で検疫をしているはずでした。
しかしイギリス型やインド型などが入ってきました。
養鶏場でも、空港でも万全な検疫体制を敷きながら、ウイルスは侵入してきます。
そんな難しい検疫が、自宅でできるのでしょうか?
たしかに自宅で行う検疫は、養鶏場や空港のような施設ではありません。
それでもあえて検疫の理想論から先にお伝えします。
その理由は鳥たちを感染症から守りたいからです。
(1)新しく鳥さんをお迎えする前に、自宅にいる鳥さんの健康診断(感染症の検査も)を終わらせる。
もし病気が見つかり、その病気が他の鳥にも罹る場合は、完治してからお迎えする。
(新型コロナに例えると、PCR検査をし、陰性であることを確認する)
(2)お迎えする新しい鳥さんの健康診断(感染症の検査も)を行う。
万が一、感染症に罹っていたら完治するまでお迎えは延期したほうがいいと思います。
(新しい鳥さんをお世話している施設の協力が必要です。これが難しい!?)
(3)上記2つの条件がクリアできたら、新しくお迎えする鳥さんは、先住鳥さんと空気が交わらない空間、つまり隔離をしてお世話をしましょう。
(新型コロナに例えると、海外から入国した人を一定期間ホテルに滞在してもらう)
(4)鳥さんの日々のお世話は、まず先住鳥さんから行う
(5)次に新しくお迎えした鳥さんの順番です。その際、食器類、使用する掃除用具なども別々にしましょう。
(6)隔離した部屋で着用した衣類や使用した器具類は、先住鳥さんがいる部屋に持ち込まないようにしましょう。
(4)~(6)は同じ人(飼い主さん)がお世話するので、新型コロナに例えることができません。そのため同じ人がお世話する場合の手順を書きました。
他にも細かい注意事項がありますが、これが検疫で気をつけなければならないことです。
しかし隔離した部屋で検疫することができる人は少ないと思います。
そこで次回、隔離した部屋がない場合についてお伝えします。
(つづく)
(画像はドイツのバードパークで撮影しました)
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