lostbiography    忘れないこと

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大切な命のために忘れてはいけないこと 11

現在 日本国内で繁殖している外来種として 有名なのはワカケホンセイインコでしょう。
騒音や糞害などで問題になっており、ねぐらになっていた木を伐採するなどの対応がとられています。
この鳥は 過去 ペットショップが輸入後、逃がしてしまったなどの説があります。
(詳細は不明)
ワカケホンセイインコはホンセイインコの仲間でインド、スリランカなどに生息していました。
鮮やかな緑色の大型の鳥で気候への順応力も強く、大型で天敵も少なかったこと、野外に放たれた個体数が
多かったことなどで国内での繁殖が進んだと思われています。
もともとペットとして輸入されていたワカケホンセイインコには色変わりが多く グレー、ブルー、イエロー、
ホワイトなどの変色種が確認されています。

ホンセイインコ類の絶滅種であるロドリゲスダルマインコは ワカケホンセイインコの青色個体とよく似た姿を
しています。
大きさもワカケホンセイインコと同じくらい 全身は美しいスレートブルーの羽毛をしていました。
発見されたのは1726年。
当時は多量にいる鳥で現地では一般的だったそうです。
飼育すると人なれしやすい種で物まねも得意だったという報告もあります。
ロドリゲス島にのみ生息していたことで、人間の介入による環境の破壊、狩猟などにより 1761年には
かなり劇減していたといわれています。
またロドリゲス島は ハリケーンによる被害も甚大で、わずかに残された繁殖地を失ったことハリケーンによる
被害により1870年ごろ絶滅したといわれています。
その後も目撃例がありましたが確認はなく19世紀初頭に絶滅種と認定されました。

オオミドリホンセイインコは セーシェル諸島に生息していた、オオホンセイインコの亜種といわれています。
この鳥は 色は緑色で現在のホンセイインコとよく似ています。
人の入植により住処である森林の伐採が進んだため 生息地を追われ絶滅したといわれています。
1900年を最後に記録は残っていません。

アフリカ近郊のレユニオン島に生息していたレユニオンインコは 謎の多いインコです。
その色合いや姿においても記録があやふやな種類です。
ただ、レユニオンインコとして残された画像には ホンセイインコ類と似通った画像もあり、ホンセイインコに
近い種だった、という記録画もあるようです。
「まぼろしの絶滅種」とも言われています。
ただ、色彩的には赤い羽毛がある、などホンセイインコ類より派手であった可能性もあります。
絶滅原因も謎ですが 環境破壊や外来種の被害など レユニオン島におけるほかの鳥類と同じ道をたどった
可能性も高いでしょう。

インコに限らず 鳥類には しっかりした記録のないものや未確認のまま新種とされたものの 交雑種や 
奇形種であった例も多々あります。
中には新種として標本が残っていても過去に故意に制作されたレプリカや模造品なども確認されています。
実際 野生化での交雑について現在でも確認が多く、過去に残されている多くの標本などにおいても
生息記録などがはっきりしないものも多いようです。

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コメント

  • コメント ( 2 )

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  1. こんにちは。

    いつも貴重なお話をありがとうございます。
    ワカケの野生化は、業者が売れ残った個体を放ったと想像しています。
    そんな時代でしたし。
    当時は色変わりは居なかったと認識してますので色変わりがいるとは驚きです。
    どの様な経緯で色変わりが出ているのでしょうか。

    絶滅関連で一番怖いのは「情報不足」だと感じています。
    何かしらの調査が介在しないと個体数などはハッキリしないので、研究対象にならなければ、気がついた時にはいなくなっていたになりかねません。
    とは言え、調査にはコストがかかるので悩みどころですね。

  2. 過去の鳥類学者の記録を見るとインコに限らず 色変わりや奇形などが記録されていて中には「別種として記録・・(奇形・色変わりの可能性あり)などの記載がありました。アルピノや黄色変化なども載っていましてこの記録画自体の出典が1900年以前などのものもあるので 自然交配などの中での色変わりなども見られたようです。自然界においても近似種間の自然交配が起こることもあるので 特にすでに絶滅したものについては 検証が難しい例もあるようです。

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