(53)善は急げ

「鳥爺のDJ奮闘記」更新しました。 

「(53)善は急げ」です。

いつもありがとうございます。鳥爺です。

 地下のテナントを見せていただくために、階段を降り、入り口を開け、そして電灯を点けた瞬間、びっくりしました。

同行した大久保くんも同様にびっくりしたようです。

酒の臭いがしましたので、バーかスナックの居抜きかと思っていました。

しかし、内装がなにもなされていない状態、つまりスケルトンでした。

広さは以前のディスコの5分の一くらい。

感覚からすると「狭い」という印象です。

部屋の中をくまなく見学させていただきながら、ここをディスコにしたらどうなるか、イメージを膨らませていきました。

室内には2畳程度の小部屋がありました。

以前のテナントはここで何をしていたかわかりませんが、私たちはこの小部屋がとても気に入りました。

なぜなら、この小部屋の壁を一部ぶち抜けば、ちょっとしたDJブースが作れます。

そして、DJブースの目の前にダンスホールが作れます。

小さい部屋ですが、とても使いやすそうです。

全体の内装工事も極力安くできそうです。

なぜなら、ディスコは全体的に照明は暗くしますので、あえて内装に壁紙を貼る必要はありません。

スケルトンで十分です。

また、DJブースの壁をぶち抜くのは、私たちがハンマーで叩き壊せばいいので、経費が節約できます。

完璧にイメージができました。

(以下がそのときイメージした図面?です)

(見学直後に書いたメモ)

大久保くんも小部屋をぶち抜き、DJブースにする案をとても気に入ってくれました。

あとは大家さんの承諾だけです。

たしか「気に入ったら使っていい」と、言われました。

ほんとうでしょうか?

しかし大家さんは、周りから「一筋縄ではいかない人」と、言われています。

もしかしたら、あとで面倒な条件を付けられたりするのでしょうか。

善は急げ!

私は大家さんが居る1階フロントに戻りました。

大家さんをお願いすると、今度は50歳代くらいの男性が出てこられました。

そして、

「社長は帰りました」と。

え~!? どういうことですか?

やはり一筋縄ではいかない、ということでしょうか!?

(続く)

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