(46)終わった、、、、。

「鳥爺のDJ奮闘記」更新しました。 「(46)終わった、、、、。」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

ある日突然、ディスコを不法占拠されてしまいました。

店内には、たくさんの衣料品の商品や備品が運び込まれています。

しかも夜はここに寝泊まりまでしていました。

ビルのオーナーも黙認。これでは八方塞がりです。

これからやることはひとつしかありません。

そう、私たちの財産であるレコードやディスコ、そして機材や照明器具を安全な場所に移動することです。

まず一番大切なレコードと機材、照明器具を撤去するために、三村さん(仮称)に相談することにしました。

三村さんは、電気関係の中でも音響や照明などを得意としている人です。

このディスコも、前のディスコも三村さんが照明から音響の全てを設置した方です。

そのため撤去するには、三村さんしか頼るしかありません。

三村さんは私と歳が一緒で、顔もよく似ていました。

どっちがいい男かって? 

そりゃあ、もちろん、、、、(苦笑)。

そんなことはさておいて、三村さんとは短い期間で親しくなり、よく一緒に飲む仲になりました。

ただ、問題がひとつありました。

三村さんは喧嘩が好きな(?)な人で、特にお酒がはいるとその頻度が高まります。

私も何度も飲み屋で仲裁に入ったかわかりません。

本人曰く、

「◯◯高校では番長だった」

が自慢の種でした。

三村さんはこの騒動に私以上に憤りを覚え、ディスコに居座る衣料品会社の連中に、殴り込みをかける勢いでした。

そんなことをしたらそれこそ警察沙汰になってしまいます。

その情報を聞いて、今度はカワダさんまでもが出てきたら、もう大変な騒ぎになりそうです。

三村さんの憤りをなんとか抑え、機材撤去をお願いした次第です。

とは言いつつも、店内に入り機材の撤去作業をしているときは、いつキレるかわからないのでハラハラドキドキでした(苦笑)。

ありがたいことに、三村さんの会社に機材、照明関係を一時的に預かってもらうことができました。

レコードは大久保くんと平くんの自宅で保管してもらいました。

それ以外のものは運び出しても、置くところがありません。

オープンしてわずか1年なので、ソファも備品もすべて新品のようです。

しかし、これらは保管するにもお金がかかります。

また特注品だったので他では使えないので、売却どころか処分にもお金がかかるそうでした。

そこで、ここは無理を言って、衣料品会社に無料でもらってもらうことにしました。

振り返ると、、、、

最初に私がこの地に来たのは、ディスコの整理(廃業)をするつもりでした。

それが、借金を返すためにディスコの営業をしながら返済することになりました。

そのため初めてDJを行い、お客様から「へたくそ、やめろ!」となじられたこともありました。

そして、ようやくディスコも順調にまわり始め、1周年記念イベントでは過去最大のお客様が来店されました。

これから、というときに「覚書」のせいで、レコードと機材、照明以外のすべてを失ってしまいました。

あっという間でした。

明け渡しの日、ビルのオーナーと衣料品の社長がやってきました。

ディスコの鍵をオーナーに返しました。

短い期間でしたが、激動の日々でした。

最後にDJブースを見渡しました。

今はレコードもターンテーブルもありません。

しかし、ここで何日も徹夜でレコードを回し、DJの練習をしたものです。

お客様に「へたくそ、やめろ」と言われた場所です。

でも、一番の思い出の場所でした。

「終わった、、、。」

と、自分に言い聞かせました。

ディスコを明け渡し、行くあてもないまま繁華街のほうに、フラフラと歩き始めました。

(つづく)

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