TORINAGAYA-BOSAI③

TORINAGAYA-BOSAI③

避難練習開始!

こんにちは、まあくです。
早くトリボー第3弾をご紹介したい!と思いつつ、時間が経ってしまいました。。。
この間、鳥長屋には大事件が起こっていましたが、そのお話はまた今度、ということにして、今回は、避難に必要な用品などを揃えたまあくが実際に避難のための練習を住民の皆さんと始め、そこで気付いたことなどをご紹介します。

前回のブログで、鳥長屋で考えられる災害時の3つのシチュエーションを挙げました。
その、どのシチュエーションでも必ず出来なければならないことが避難用キャリーに速やかに入り、落ち着いて過ごせること、だと考えました。

ここからは、まあくが鳥長屋住民の皆さんの性格などを考慮し、選択した方法であり、必ずしも正しい方法ではないかもしれませんし、もちろん、こうすべきだ、などと強要するものではありません。
それぞれの飼い主さんと鳥さんが自分たちにとって最良の方法を作り上げていけることが一番だと思います。

避難が必要となったとき、場合によっては1分1秒が命を左右するかもしれません。そのような場面では、まあくも平常心ではいられないでしょうし、鳥たちも普段聞き慣れない音や光などで落ち着いてはいないと考えました。
なので、ひとりずつ順番にタオルで保定をしてキャリーに入ってもらうことにしました。
保定をする合図として「○○ちゃん、避難!」と低めのトーンで、短くはっきりと言ってからタオルと手をケージに入れます。最初は暴れて逃げ回るコもいましたが(ほぼ全員?)数回で、「あっ、捕まえられちゃっても小さいお部屋に移るだけだね!」と理解して大人しく身構えてくれるようになりました。

そして飼い主にとっても、この練習で保定の時のタオルをどう広げたらスムーズにくるめるか、や、どの方向から手を出せば金網にしがみつくのを防げるか、など一羽一羽の動きの癖を把握することが出来ました。

練習の頻度は、出来るだけまめに、けれどあまりにも頻繁だとキャリーの掃除などの負担が大きくなり飼い主が嫌になってしまいそうなので、ケージを丸洗いする、だいたい10日に一度、としました。

練習を始めて数ヶ月、皆さんだいぶスムーズにキャリーへ移動出来るようになり、7羽全員のケージ掃除が終わるまでのおよそ3時間、避難用キャリーで落ち着いて、思い思いの過ごし方が出来るようになってきました。

そして、もう一つお伝えしたいのが、タイムトライアルに挑戦する意義です。学校などで避難訓練をするとき、先生が避難開始から全員の点呼を取り終えるまでの時間を計っていませんでしたか?これを真似てやってみたのですが。。。

ストップウォッチが動いていると、タイム計測をしていないときに比べ、私自身も焦りが出るようです。もちろん練習なのですから何分掛かっても良いはずなのですが、計測されていると思うと人間は焦る!
そして、その焦りは鳥たちにも伝わり、普段は「○○ちゃん、避難!」の号令で保定されるためにじっと身構えることが出来ていたコ達が、嫌がって逃げ回り、金切り声をあげる。。。と散々な有様でした。

もし、実際に火災が起こり火の手が迫ってきていたら。。。同じように人間は焦るでしょう。そして鳥たちにもそれは伝わるでしょうし、場合によっては炎が見えたりして、鳥たちはパニックになるかもしれません。

それには到底及ばなくても、タイムトライアルは、少しでもその状況に近い心理状態を経験出来る、良い体験になると感じました。

次回は、キャリーでしばらくの間過ごさなければならなくなった時のためにキャリー用のご飯入れやお水入れを使う練習についてご紹介したいと思っています。

それでは、また。

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コメント

  • コメント ( 6 )

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  1. 本格的に実践訓練されているのですね。参考になります!飼い主が焦ると鳥さんたちにも伝染しそうですね。
    鳥さん一羽一羽の個性を尊重しているのも凄いです!
    キャプテンはタオルに包むと必死で出ようとするので、自ら入るまで誘導するしかありません。とても時間がかかりそうです。参考にさせてもらって、キャプテンに合う避難の方法を見つけます!
    それにしても大事件、とても気になります……

  2. Captainさん、ありがとうございます。
    Captainさんのおうちはフトアゴさんとキャプテンさんのおふたりなので、鳥長屋ほど急がなくても大丈夫そうですよね。しかもピーナッツご褒美の威力がすごいとのことなので、それを使って自ら素早く移動出来るようになってくれると最高ですね!応援しています(^o^)

  3. まあくさん

    避難訓練の実況、ありがとうございました!
    こうして共有してくださることで、他の会員様の参考になりますし、「考えるきっかけ」になると思います。

    そしてまあくさんがおっしゃる

    「まあくが鳥長屋住民の皆さんの性格などを考慮し、選択した方法であり、必ずしも正しい方法ではないかもしれませんし、もちろん、こうすべきだ、などと強要するものではありません。それぞれの飼い主さんと鳥さんが自分たちにとって最良の方法を作り上げていけることが一番だと思います」

    は本当に素晴らしい♡

    WING YOUオンラインサロンがお伝えしている事と一緒じゃないですか!(笑)
    嬉しいです。

    ありがとうございました!

    次回のシェアもお待ちしております。

  4. WYさん、ありがとうございます。飼われている動物(鳥も含めて)達は、生活環境から健康管理、病気になってしまったときの治療をどこまでするか、までも全て飼い主さんの選択、決断に委ねられているのですよね。逆に言えば私たち飼い主は、そのコの命はここまで、ということすら決めることが出来てしまうのです。だからこそ私は、自分の選択、決定に後悔はしたくないし、そのような選択や決断を人に委ねるようなことはしたくないです。だからこそ、出来るだけたくさんの引き出しを持ち、それをフルに活かした選択、決定がしたいと思うのです。そうすることが、どのような結果になってもその結果を、自分は精一杯そのコのために考えて、最良の決断をしたのだと、受け入れられる唯一の手段だと思うので。
    私、最初はたいした準備をせずトーマスのお迎えをし、病気にさせてしまったときも自分で決断も出来ず「獣医師がこの治療が良いと思う」と言ってくれたらいいのに、なんて考えてしまう本当にダメな飼い主だったんです。それを、トーマスは、闘病しながら身を以て私に教えてくれました。自分の命は、あなたに委ねられているのだと。それを決めるのは他でもない、あなたなのだと。それは、命を預かった飼い主の責任なのだと。
    もちろん、この意識さえも私個人の考えであり、誰かに押し付けるものではありませんが、私はトーマスのために、トーマスと約束したこの姿勢を持ち続けていたいのです。

  5. そうなんですよね、準備してても実践できるかはまた別問題だから、訓練が必要ですよね汗 分かっててもなかなか実施訓練できてないので、今度やらなければと思いました。

    最近セミナーみたいなやつで、鳥を連れて避難するシュミレーションをみんなでやるやつがあって(コロナ前の話ですが)、関西でもあったら参加してみたいなぁと思いました。

    実際に鳥さんを避難用のケージに入れて、自分も避難グッズを持って、指定された場所に行くっていうものです。個人でもできそうだけど、なかなか行動に移せずでおります(~_~;)

  6. yucakyさん、ありがとうございます。
    そうなのですね、実際にシミュレーションしてみるセミナーがあったのですね!yucakyさんの情報収集力には、頭が下がります。こうして、いろんな人がそれぞれの得意分野をシェアしていったら、すごく引き出しが増えていきますね!私は「とりあえずやってみる」的な人なので、これからもやってみた体験を紹介していけたら、と思っています。これからも、よろしくお願いしますね(*^^*)

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