TORINAGAYA-BOSAI②

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避難が必要なシチュエーションを考えてみた

こんにちは、まあくです。
最近、地震が多いですね。3/20夕方の地震では、まだ私たち夫婦がリビングにいた事と緊急地震速報から実際揺れが来るまで時間が少しあったことからパニックになるコはいませんでした。
みなさんのおうちのコに、お怪我はありませんでしたか?

さて、前回のトリボー①では、まあくが避難の準備の必要性を感じ、取り組みを始めるまでのいきさつを語らせていただきました。

今回は、どんなものを用意し、どんな訓練が必要なのかを具体的に考えるために、我が家にはどんな災害が起こり得るのか、そしてその時どのような状況になるのかを考え、実際に準備を始めたことをご紹介します。

まあくの自宅は東京郊外の住宅地にあるマンションです。海や山、河川や崖、斜面などは近くに無く、水害や土砂災害の危険はありません。
なので考えられる災害としては、火災と建物倒壊だと思います。
そのシチュエーションとして

《1》マンション内で火災発生(とにかくマンションの外へ避難すれば安全)
《2》巨大地震や竜巻などの自然災害のあと市中火災が多発(火災が広がっている地域から離れた場所まで避難が必要)
《3》巨大地震や竜巻などの自然災害によりマンションに甚大な被害が生じ居住不可となり避難が必要(場合によっては時間的に余裕があるかも)

を挙げてみました。
この3つの避難に共通して必要となるものは何と言っても避難用キャリーと非常用持ち出しリュック(数日分のご飯やペットボトルの水、キャリー用の食器、新聞紙、大きめのレジ袋、ペットシーツ、タオル、カイロなど)ですね。
持ち出しリュックは、私が準備さえしておけば良いので、まずは避難用キャリーの準備と、そこに速やかに入ってもらう練習から始めることにしました。

敢えて避難用キャリー、としたのには理由があります。普段、通院などのお出かけに住民のみなさん全員が一度に出かけることは絶対にありません。
なので、ひとりでひとつのキャリーに入ります。

けれど緊急避難時には、キャリーに入ってもらったら出来るだけ速く安全な場所まで、まあくがみんなを連れて移動しなければなりません。少しでもコンパクトにしなければひとりでは大変です。

そこで、小型鳥チーム(ブンチョウ、コザクラ、ヤマブキボタン、ルリゴシボタン)はプラダンで仕切った小さなケージに入ってもらうことにしました。これならケージ2個で4羽が入れます。
このアイデアはTSUBASAのプロボラさんである武田毅さんの著書「愛鳥のための手作り飼育グッズ」を参考にしました。
プラダンはカッターで切ることが出来ますし、結束バンドの使い方も、とても簡単で、不器用なまあくでも、まずまずの仕上がりでした。

そして、数日間そこで過ごさなければならない事も考えると、それぞれのキャリーに使うご飯入れとお水入れが必要です。
大型チーム3羽は、ひとりずつ入るようなキャリーを準備したのですが、オカメのねぶらは普段のケージの時も扉に掛けるタイプのご飯入れからは上手く食べることが出来ず、ココットを床に置いてご飯入れ、お水入れにしているので、キャリーに付属している食器は使えません。
ヨウムのがらぱは、カミカミ魔でキャリー付属のプラスチック製の食器をガタガタ、カミカミ、壊してしまいそうな勢いなので、付属食器は諦めました。
そしてボウシのタラが窮屈でない大きさのキャリーを購入したら、それには食器はついて無くて。。。

小型チームのお手製避難用キャリーは、ひとり当たりのスペースが狭いので金網の隙間から差し込むタイプのご飯入れとバナナ水入れをそれぞれ用意しました。

次回は、実際に入ってもらってみて、わかった問題点や、入ってもらう訓練で感じたことなどをお話ししようと思います。

まだまだ始めたばかりの避難計画ですが、漠然と考えていた時とは違い、具体的に考え始めると、日頃から色々な物に目を向け考えるようになってきました。
鳥長屋管理人としての重責を果たすために頑張らねば!と決意新たなまあくです。

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コメント

  • コメント ( 12 )

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  1. すごく勉強になりました。ありがとうございます!

    私も去年、鳥達を連れて避難するときに全員を一気に運ぶためのリュックを買いました。

    うちは三羽なのでそのリュックにバラバラのプラケースで収納できるのですが、四羽以上の場合はさてどうするかなといつも思ってました(インスタでしょうかいしたときに、うちはたくさんいるからリュック何個も買わないといけない涙とうコメントが結構あった)。

    こうやってプラケースの中に仕切りを入れたりして分ければ一つに複数羽入ってもらえますね!

    避難中は小さいプラケースの中に入った方が、落ち着くはずなので狭くてもいいですし。

    わたしも鳥の避難訓練をそろそろやってみようかなと思っていたので、まあくさんのこの連載で勉強します!

    私のキャリーも後でブログでアップしますね(‘∀’*)

  2. yucakyさん、次回のブログではまあくの雑さだったり不器用さだったり、が露骨に現れた避難訓練体験を書こうと思っています。本当に情けなく恥ずかしいのですが、ここまでダメダメになってしまうかもしれないから訓練って大切よー(^o^;という気持ちで公開させてもらいます。きっと、これを読めばyucakyさんも気楽に訓練に挑めること請け合いです!!

  3. 避難訓練、楽しみにしていました!公開ありがとうございます!
    今回のブログで心構えを再確認できました。わたしの住む地域も水害や土砂災害は無さそうなので、とても参考になります。
    うちにはフトアゴヒゲトカゲもいるので避難所の避難は難しそうで、準備には色々頭を悩ませます。
    次回も楽しみにしています!

  4. 次回の訓練実話楽しみにしてます!

  5. Captainさん、そうですよね、キャプテンさんと一緒にフトアゴさん、写真に登場してますものね(*^^*)
    私が思うに爬虫類の被災は鳥たちに比べて大変な気がします。鳥類は恒温動物なので多少の温度変化は許容できますが、爬虫類は変温動物だからシビアですよね。3.11の時、我が家にはギリシャリクガメのトーマスがいたのですが、地震の後の計画停電が大変でした。当時、石油ストーブは何処に行っても売り切れで、結果、湯たんぽとトーマスを抱いたまあくが布団にくるまって停電終了までじっと待つ、という。。。改めて爬虫類にとって停電は即、命に関わる一大事だと感じました。
    我が家の2頭のカメたちは、それぞれ十分な大きさまで成長していて、多少の温度変化、環境変化のストレスには耐えられる体力があります。私はフトアゴさんと暮らしたことはないので、詳しくはわからないですが、Captainさん宅では、キャプテンさんの避難計画と並行してフトアゴさんのための備えも考えていけると良いかもですね(*^^*)

  6. yucakyさん、ありがとうございます(o^^o)

  7. まあくさん
    避難訓練お疲れ様です。素晴らしい訓練でしたね♪
    準備をしておけば本番時にパニックにならないですね。
    そしてこうやって体験を共有してくださることで、このサロンの皆さんの参考になりますし、「やってみよう!」という気持ちさせてくれると思います。

    シェアありがとうございました。

  8. WYさん、次回はまあくの恥さらしのような避難訓練実践になりますが、やはり実際にやってみる、そして反復して人も鳥も慣れていくことがいかに大切かを感じています。これからも頑張ります!ありがとうございました。

  9. そうですね。あまり繊細ではないのが救いですが、電力に頼れないとなると温度管理は爬虫類の方が大変そうです。
    うちのフトアゴもアダルトサイズですが、過保護に育ててしまっているので災害時は心配です。大量のカイロは確保していますが、主食の生き餌は備蓄が難しいです。
    キャプテンがキャリーにすぐ入れる練習が必要なように、トカゲさんも乾燥コオロギや人工フードを食べる練習が必要ですね。
    こうして改めて考える機会をつくってくださり、ありがとうございます!

  10. 福島に住んでいる鳥飼いのお友達がいるのですが、地震が続くので石油ストーブを購入したそうです。石油ストーブだと着火の電力も乾電池だし、電気がなくても付けられるので。

    うちはガスファンヒータ使ってますが、電動だし、いざという時のために石油ヒータ持っておいた方がいいのかなあと悩んでます。。

  11. yucakyさん、確かに石油ストーブ悩みますよね。私も結婚前長野に在住していて、大きな地震の後石油ファンヒーターが作動しなくなり、その時初めて点火に電気を使用するのだと改めて知った経験がありました。でも、寒冷地でもなければ屋外に大きな灯油タンクが設置されている訳でもなく、灯油を備蓄しておくのは大変ですよね。しかも越年出来ないので何事も無ければ、無理やり石油ストーブを使って灯油を使い切らなければならず、とても大変ですね。最近はカセットボンベを燃料にするストーブがあるようなので、それが良いかなぁとかいろいろ考えています。

  12. そうなんですよね。。。いつ使うかわからない灯油を保管しておくのも不安ですし。。カセットボンベを燃料にするストーブがあるんですね!色々教えてくれてありがとうございます!

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