目を疑うような光景が、、、??

いつもありがとうございます。鳥爺です。

今回の私の使命は、再建ではなく廃業という道を選択し、それを実行する方向に舵を切りました。

しかし、いざその方向で進めていくと大きな問題がいくつもあったのです。

 借金先に怖い関係の人たちがいたことです。

それと今いる従業員をどうするか?

そして一番大事なことは、借金をどうやって返していくか、ということでした。

たしかに創業するより難しい問題ばかりです。

ロムテックでは一度も経験したことがないので、どうしたらいいかわかりません。

しかも周りは知らない人ばかりで、私に直接訪ねてくる人は借金の返済を求めてくる人です。

そんな中、ディスコを続けながら借金を返すことができないかどうか、もう一度現場を見に行きました。

今度はディスコが一番盛り上がる時間帯、つまり閉店時間間際に店を訪ねました。

入り口付近で複数の男性の大きな声が聞こえてきました。

 ディスコなのでお酒も入るから、酔っ払いが奇声は上げているのかと思ったら、そうではありませんでした。

喧嘩です。

7、8人ぐらいの男たちが二手に分かれ、一触即発の状態でした。

ちょっと待って、こんなときどうすればいいのか、ここで見ず知らずの私が仲裁に入っても、きっとうまくいかないでしょう。下手したら私も巻き添えに遭います。

警察を呼ぼうと思いましたが、当時携帯電話はありませんでしたので、近くの電話ボックスを探しました。しかし土地勘がないので、どこにあるか検討もつきません。

どうしていいかわからず身動きができない状態でいると、店から2人の若い女性が出てきました。その女性たちは両グループの男たちの知り合いらしく、間に入り、大きな声でどなっていました。

するとあれだけ声を荒げていた男たちが、大人しくなり何もなかったかのようにバラバラに散っていきました。

男たちが居なくなってほっとしていたら、その2人の女性が私のほうにやってきて、

「何なの?」と私に聞いてきました。

一人は20歳そこそこ、もう一人はまだ未成年じゃないの、と思うくらい幼い顔をしています。しかし、男たちに向かって怒鳴っていましたから、度胸がある女性たちです。

私に「何なの?」と言われても、どう返事していいか言葉に詰まりました。

年上の方の女性は、私を観察するような目で「お店はもう終わりですよ」丁寧に話してくれました。

「そうですね。ただ、ちょっと様子を見たいと思って、、、」と答えました。

すると、2人が一緒に「東京の人?」と、大きな声で聞いてきました。

「あっ、そ、そうですが、、、」

二人はさらに私の頭から足元まで見るようにして

「ふ~ん、おたくが今度のここの店をやる人ですか?」と、年上の方の女性が腕組みをしながら聞いてきました。

この女性たちは、先ほどの男たちの喧嘩をやめさせ、また私のこともいろいろ知っているようなので、たぶんこのディスコの常連のようです。

そして、「私たちが案内しますよ。付いてきてください」と言われました。

断る理由はないので、案内をしてもらいましたが、この先にも私の目を疑うような光景が広がっていました。

(つづく)

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コメント

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  1. 女性が誰だか気になります~。知りませんでした。
    怖い筋の人たち・・・マジ、怖いです。

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