いつもありがとうございます。鳥爺です。
看護をする中で重要なことがあります。
それは飼い主さん自身のことです。
「えっ!?」と思いますね。
飼い主さん自身は、何を気をつければいいのでしょうか?
飼い主さんは愛鳥さんが体調を崩したり、怪我をすればとても心配です。
だから動物病院に行き、自宅に連れ帰って看護環境を作り、看護をすることは当然のことでしょう。
ただ自分は獣医師ではなく、動物看護師でもない。
だからこそ自分にできる看護がしたい。そう強く思うこともよく理解できます。
じゃ、何かできるのでしょうか?
多くの飼い主さんが愛鳥さんに「頑張って」と声をかけたり、ときどき様子を見たり、何か不自由がないか、どうしたらもっと快適に過ごせるか、などを確認すると思います。
その気持ちも行動もよくわかります。
しかし、、、、
鳥さんの立場で考えてみましょう。
「鳥は病気を隠す」と言われています。それは以前もお伝えしましたが、野生の本能だからです。
大好きな飼い主さんが様子を見に来てくれたら、鳥さんはどうすると思いますか?
そう、鳥さんはどんなに愛している飼い主さんであっても、具合が悪い様子を見せることはしないでしょう。
信頼している飼い主さんの前で、いつものように振る舞うと思います。
(もし、振る舞えなければ、かなり悪いと思います)
体調が悪い子が「いつもように振る舞う」って、相当体力を使うと思いませんか?
ただでさえ体調が悪いときに、私たちが元気なふりをさせることは看護にはならないと思います。
もちろん大切な愛鳥さんの様子が心配であることはよくわかります。
しかしそのために頻繁に様子を見ることで、愛鳥さんが体力を消耗させることは逆効果になります。
とても心配なお気持ちはよくわかりますが、ここはできるだけ様子を見ることを少なくしましょう。
そして離れたところからでも見守られるように工夫しましょう。
看護している鳥たちは、病気や怪我と戦っています。
その戦いには体力が必要です。そして休養が必要です。
そのためにも飼い主である私たちは、援軍として見守っていただけたらと思います。
今回は看護についてお伝えしました。
実は看護と介護は似ているように思えますが、実は大きな違いがあります。
看護は将来元気になることが前提ですが、介護は安全かつ快適に日常生活を過ごせるように行うサポートです。
介護についても重要なことですが、また別の機会にお伝え致します。
(つづく)
今日も素敵な一日になりますように(^o^)/
コメント
コメント ( 1 )
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良く判ります。でも、万が一の時に1人では逝かせたくないと、意識しない思いと心配が辛いとの思いが行動に出てしまっているかもしれません。飼主のエゴですね。
でも、心配でたまりません。変わってあげたい。