いつもありがとうございます。鳥爺です。
とりあえず今回は、無事に帰してもらうことができました。
正直、寿命が縮みました(苦笑)。でもこれで終わったわけではありません。どちらかというと「始まった」ばかりでした。
屋上からディスコに戻ると、大久保くんが心配して待っていてくれていました。
ほんとうにいい青年です。私が同じ立場だったら、怖くて関わらなかったと思います(苦笑)。
そして東京に戻り、不渡り手形の額面の金額を工面し、約束の日時に戻りました。
私が指定した喫茶店は広くはないのですが、それなりに「人の目」がありますので、そこで暴力的なことが起こることはないだろうと思いました。
それに今回は待ち合わせ時間を15時という、喫茶店を利用する人が多い時間帯を選びました。アウエーではありますが、私なりに主導権を握ったつもりです。
カワダさんは時間通りに、一人でやってきました。
よかった。あの3人組がいたら落ち着いて話もできません。とりあえず私のペースです。
早速、問題の手形を見せてもらいました。たしかに金額も期日も合っています。代表者印も間違いありません。
「これで納得しただろ?」とカワダさん。
「はい。ただ、この金額が何なのか教えてもらえますか?」
すると、穏やかだった目つきが一瞬で鋭くなり、私を睨みつけてきました。
屋上での暗闇の中でも目つきが鋭いと思いましたが、喫茶店の小さいテーブルを挟んで睨みつけられると、ほんとうにヘビに睨まれたカエルになります(汗)。
「俺は金を貸しただけだ。何に使ったかはそっちの問題だろ」
「・・・・」
睨まれている状態だったので、何も言葉が浮かんできませんでした。
「それから、期日から1週間以上経っている。利息は別だぞ」
しまった、そこまで考えてもいませんでした。
しかし、少し多めに工面してきたので、
「いくらになりますか?」
と聞きました。
カワダさんは私の質問には答えず
「見せたいものがある」
と言って、セカンドバックの中から何かを探し始めました。
そういえば先週屋上で、見せたいものがある、と言ったことを思い出しました。
そして、カバンから2つの細長い冊子のようなもを取り出し、私の目の前に突き付けてきました。
「何ですか? それは?」
大げさな表現かもしれませんが、もし地獄があるとしたら、これが地獄への通行手形だと思いました。
(つづく)
コメント
コメント ( 4 )
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こわい、こわいーっ!!鳥爺、生きていてくれて良かったです。鳥運だけでなく悪運も強かった?!
はい。あのときも怖かったです(汗)。たしかにあの当時は悪運も強かったかも、、、(苦笑)。
細長い冊子!? 短冊ですか?♡
一緒にお願いごと書きましょう・・なんて事はないですね。
短冊でしたらお願いごとでしたが、違う短冊でした(苦笑)。