コース4 オカメインコ特集
オカメインコ 人気の理由と飼育のヒント
ちょうど良いサイズ感
オカメインコには鳥の良いところがぎゅっと詰まっています。友達が遊びにきたときに、噛みついたりしないか心配することもなく、肩に止めたまま安心して話ができる優しくて可愛い鳥です。大人しい性格なので、広めのワンルームマンションであれば、運動量も問題なく飼うことができます。
穏やかで優しい性格
例外もありますが、一般的にオカメインコは人によく慣れます。親鳥に育てられた場合でも、その後、大切にお世話すれば人にもしっかり慣れてくれますし、通常、一度慣れると荒に戻ることもありません。大らかで明るい気質を維持するためには、明るい場所での活動時間を10~12時間に限定し、それ以外は暗くして寝かせましょう。活動時間を長くすると、ホルモンの働きが活性化され、噛む回数や縄張り意識が高まることがあります。
鳴き声が小さい
共同住宅でも隣人を気にせずに飼いやすく、他人とも接しやすい鳥です。二羽で飼って鳥同士で仲良く話すようになれば飼い主への呼び鳴きが減るため、一羽で飼うほうが頻繁に鳴く場合もあります。メスのほうがオスよりも静かで、鳴き声も地鳴きする程度です。オスはアピールの動作として口笛を吹いたり、高くさえずったり、止まり木をコツコツと嘴で叩いたりします。お喋りができるとすればオスのほうですが、あまり得意ではありません。
飼い主のネットワークも活発
オカメインコ好きのサークルはネット上も含め多く存在します。アメリカでは、National Cockatiel SocietyやAmerican Cockatiel Societyといったオカメインコに特化したクラブがあり、飼育方法などの情報交換が盛んです。
人との触れ合いが好き
オカメインコは触られることが好きです。頭を撫でて欲しいとおねだりしてくることもあります。頬、特にチークパッチを掻いてあげると気持ちよさそうにしますし、筆毛をほぐしてもらうことも好きです。飼い主と一緒に過ごす時間が好きなので、本を読んだり、テレビを見たり、勉強するときにケージから出してあげると、静かに寄り添って過ごします。
コンパニオンバードとしての才能
優しく大人しい性格なので、鳥の素晴らしさを伝えるアンバサダーのような役割を担えます。たとえば、鳥と触れ合ってみたいと思う子供やお年寄りに撫でてもらう、鳥を飼ってみたいと思っている人達に、食事やお世話、触れ合い方について教える時にも良い先生になることでしょう。
バラエティーのある食事
一人餌になるのに合わせてバラエティー豊かな食事に触れさせることで、色々なものを食べるようになってくれます。栄養バランスの取れた主食に加えて、毎日旬の野菜を与えましょう。果物はあまり好んでは食べませんが、野菜は鳥が食べられるものを種類豊富に与えてみましょう。
オモチャで楽しみを
オカメインコはオモチャで遊ぶことが好きです。ベルで遊んだり、時にはベルを帽子のように被って寝たりもします。動くパーツがあるオモチャや齧れる木、カラフルな色のオモチャを与えると喜びます。梯子を登ることや、ブランコに乗ることも好きです。オモチャのサイズはオカメインコに合ったものを選びましょう。セキセイインコなどの小型鳥用ではオカメインコにとっては小さすぎたり壊れやすかったりします。また大型鳥用のものでは大きすぎて怖がらせてしまいます。
オカメインコは優しく、愛情豊かな鳥です。集合住宅での飼育にも適しています。触れ合いを通して、とても楽しい時間を過ごせます。触られることも好きで、そして何よりも飼い主と一緒にいる時間が大好きです。飼っている人の数も多く、飼い主の輪も広がるチャンスにも恵まれています。
2014/4/24 Diane Grindol 執筆
翻訳:小林由香
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