鳥長屋激震①

鳥長屋激震①

のこちゃんの異変

こんにちは、まあくです。
ずいぶんと久しぶりの投稿になってしまいました。
今回は、この春に起こった鳥長屋の大事件とまあくの懺悔です。

事の始まりは、ケヅメリクガメのすのこさんの排便が途切れたことでした。
すのこさんは、毎日排便するわけではないのですが、2,3日おきにきちんと出すコです。
その、すのこさんの排便がない日が6日、7日と続きました。。。

さすがにこれは、おかしいです。その他の元気や食欲に変化は見られませんでしたが、入りはあるのに出は無い、やはり何か異常が起こっているとしか思えません。

となると。。。いちばん考えられるのは結石です。リクガメは鳥さんと同じように尿酸を排泄します。その尿酸が固まりとなり膀胱の中で大きくなって結石になることがあります。膀胱の中に留まって大きくなっていくと次第に腸などを圧迫し便秘になることがあるそうです。

無症状のまま進行していくことも多いのですが兆候として排泄される尿酸がザラついていたり、併発しやすい膀胱炎による排尿時の痛みで唸り声をあげたり尿の匂いがキツくなったりするようです。

のこちゃんは、いつもツルッとした卵の白身のような尿酸を排泄していました。以前一緒に暮らしていたトーマスと比べるとのこちゃんは運動量が多く、そのため尿酸が固まりにくいのかな?と感じていました。

唸り声をあげたことも、ありました。
尿の匂いも、以前に比べたら少し匂いがするな、位には感じました。
けれど、この異変を発情のためかな?と飼い主は自分に都合良く解釈したのです。

唸り声をあげたとき、男のコののこちゃんは生殖器を出しながらうろうろしていました。本などにオスは交尾の時などに大きな唸り声をあげる、と書いてあったので、交尾じゃないけど交尾の気分かな?などと勝手な解釈。
尿の匂いが少し変わったのも発情期に尿の匂いがキツくなる動物のオスもいるのでリクガメもそうなのかな?と。
全てが、飼い主の異変を悪いこととして考えたくないという怠慢と無知からの勝手な解釈でした。

そんな風に悪い予想から目をそらし続け、ついに便秘となりさすがに向き合わざるを得なくなりました。

のこちゃんは、小さい頃は半年毎に爬虫類専門のクリニックで健康診断をしてもらっていました。
けれど、だんだん大きくなって電車で都心のクリニックまで連れて行くのが困難になり、かといって車で行くにしても自分で運転して都心まで連れて行く勇気も運転の腕も無く、タクシーだといくらかかってしまうだろう。。。と二の足を踏み、何年も健康診断には行っていませんでした。

結石かどうかはレントゲンを撮ればすぐにわかります。
であれば、まずは隣の市にある爬虫類も診られる、程度の病院でも判断は出来ます。
のこちゃんの移動の負担の面でも、連れて行くための費用の面でも、まずはそちらの病院でレントゲンを撮ってもらい、結果次第で判断することにしました。

そして。。。レントゲンの結果、やはり結石がありました。直径が12センチ近くある、大きな結石が!!

その病院では診断しか出来ないことはわかっていましたから、帰宅してすぐに行きつけのクリニックに電話で相談をしました。
そこでまさかの、ウチでは手術出来ませんと言われてしまったのです。
手術自体は可能なのだが術後の管理のスペースがない、まさに大型ゆえの理由でした。
そしてそのクリニックで、大型の手術が可能な病院を紹介していただき、翌日そちらを受診、その日の夜に緊急手術となりました。

             続く

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コメント

  • コメント ( 8 )

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  1. えー!えー!手術、ですか。
    のこちゃん心配です。先がとても気になります。
    爬虫類は鳥さんより、もっと分からないことだらけですね。聞いたところによると、脊椎動物で哺乳類•鳥類•両生類•魚類•••いずれにも属さないものを爬虫類というそうですね。亀さんは他の爬虫類とも違い、いっそ亀類で良い気がしますが。
    うちのトカゲさんも排便が少ない時期があります。草食ののこちゃんは毎日ご飯を食べるとおもいますが、雑食のトカゲさんは成体になるとご飯の頻度を減らすことがあり、もともと水も飲まないので、代謝の下がる冬は特に便秘がちです。だいたい1週間に一度くらいのペースで排便しますが、去年の秋ぐらい寒くなりだしたころ2週間以上も出ませんでした。食欲はあるが出ない!のこちゃんと一緒です。毎日温浴マッサージ、水分をスポイトで取らせ、運動してもらい、ケージの温度をあげ、やっと出た糞は猫のサイズでした。記念写真が残っています笑。今では笑い話ですが、もう病院に行こうと思ってる時に無事に出ました。肥満も怖いですが、今は草食寄りの消化の良い食餌にしてあまり回数を減らず量で調整しています。
    爬虫類は寒いと膨らんだり、声を出したりしない分、鳥さんより気づいてあげられるタイミングが遅れそうです。
    今日大きな良い糞をしたのですが、出てない時に、まあくさんのこの投稿を見てたらすごく心配になったと思います。
    のこちゃん、がんばって!

  2. 大きな結石、緊急手術・・・えー!!

    春に起こったとのことなので、今は元気になっっているんですよね?続きをお待ちしております。

    すのこさん、元気でありますように♪

  3. そうか、カメさんの場合、体重があるから持ち運ぶのもそう簡単ではないんですね。

    鳥もそうだけど、エキゾで爬虫類、両生類、鳥類、最近ではハリネズミやモモンガとかもみんなひとくくりにされてるけど、みんなそれぞれ違うのにと思います。

    カメさんを飼う方たくさんいらっしゃるしCaptainさんの言うように、カメ類で専門あってもいいですよねぇ。

    手術が上手く行っていますように!

  4. Captainさん、ありがとうございます。
    確かに亀さんって、爬虫類なの?って訊かれること多いです(^o^;爬虫類というとヘビちゃんやトカゲさんをイメージする人にとって、あの風貌は一括りに出来ないですよね。
    今回ののこちゃんの入院、通院ではフトアゴさんにも数頭出会いました。みんな、とても飼い主さんがだいじにしていらして元々爬虫類好きの私は心の中で萌えてました(*^^*)

  5. WYさん、ありがとうございます。
    ご安心ください、すのこさん昨日も元気にお風呂上がりに大暴れし、主人の一升瓶をなぎ倒し日本酒を盛大にぶちまけてくれました( ̄∇ ̄)
    大型の亀の話なので鳥さんには当てはまらない部分もたくさんありますが緊急手術を決めるときの費用の話など鳥さん飼ってる方にも考えていただけたらと思い投稿させて頂きました。

  6. yucakyさん、ありがとうございます。そうなんですよね、人間という種を診る専門の分野?はあるのに獣医師って人間以外の全ての動物を診られる?診なきゃならない?無理があると思います。最近少しずつ鳥さんの専門医、うさぎさんの専門医、など出てきましたがその種だけを対象とすると経営の面で大変だと聞いたことあります。難しいですよね。。。実際エキゾも診ますっていう病院でも本当にしっかり診てくださる病院もありますし本当に見るだけの病院もあるし(-_-#)考え始めると獣医学部のカリキュラムにまでいってしまう問題ですねー。

  7. こんにちは

    世の開業医は犬猫が多いですよね
    犬は予防接種があるので
    カルテが1000枚あれば経営が成り立つと言われてます
    それが確定した定期収入になるようです
    鳥の病院は経営が成り立つのかとても疑問に思います

    大変と言えば動物園の獣医は大変だろうなと思います

    蛇足ながら
    犬猫病院を鳥バージョンにすると
    セキセイオカメ病院って感じでしょうか
    鳥専門医と言えども鳥全般を診るのは不可能だと感じています

  8. ベベベさん、こんばんは!お詳しいのですね。以前職場でお世話になった獣医師さんに爬虫類専門のクリニックの話をしたら「勇気あるなぁ」と仰っていましたが思った以上に厳しいのですね!地方にエキゾチック専門の病院が少ないのは患者数を考えると難しいということなのですね。ありがとうございます!

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