「The Future of ‘Birds-first’ Breeding」ブログ更新しました。
いつもありがとうございます。鳥爺です。
鳥の展示会において、生体販売コーナーで鳥を譲ってもらうために次のブースに向かうとき、40歳前後の女性から声を掛けられました。
「あなたたち、ここで鳥を買うつもり?」
と聞かれたので、実は、、、ということで簡単に経緯を説明しました。
すると女性は
「ここの鳥がどんな鳥が知っているの?」と質問されました。
私たちが素人だと思って聞いてきたのかと思って、そんなことくらい知っている、と答えようとしましたら、上から被せるように続けてこんな話をしてくれました。
「人気があるブリーダーは、こんなところで販売しないよ」
どういうことでしょうか?
私たちが狐に包まれたような表情したので、次のように説明してくれました。
アメリカでは人気があるブリーダーさん、つまりきちんとしたブリーダーさんで生まれた鳥は、ほとんど予約でいっぱいだそうです。
このような展示会に連れてくるブリーダーさんの全てではないですが、人気がないブリーダーさんが多いそうです。
ペットショップに卸すブリーダーさんも同じだそうです。
たしかにアメリカでは鳥雑誌のブリーダーさんが広告を出しています。
日本ではブリーダーさんが鳥雑誌に広告を出してるところはあまりありませんでした。
さて人気があるブリーダーさんとは、どういうことでしょうか?
私たちに話しかけてくれた女性によると「きちんとしたブリーダーさん」のことです。
何がきちんとしているかというと、
・親鳥を健康診断に連れて行っている
・挿し餌が終わるまで譲渡しない
・生年月日、雌雄鑑別を済ませている
・統一した足環リングをつけている
・クラミジア、PBFD、BFDの検査をしている
・販売証明書を出してくれる
・血統書がついている
・繁殖場を見学できる
などです。
これだけのお世話と管理しているブリーダーさんなので、逆に購入したい人を選んでいるそうです。
お客が選ばれる側ということですね。
一瞬、サーバーさんの顔がよぎりました(苦笑)。
この説明を聞いて、私たちが求めていることが明確になりました。
私は「きちんとしたブリーダーさん」を探すために渡米したのです。
だからサーバーさんのオカメインコが欲しかったのかもしれません。
そう思うと、ここにいると鳥達もとても可愛いですが、なんだか気の毒に思えてきました。
この鳥達はブリーダーさんを選べません。
そんなことを考えると切なくなってきました。
女性は私たちにある場所を指差して、こう言いました。
「あそこで何しているかわかる?」
(つづく)
今日も素敵な一日になりますように(^o^)/
コメント
コメント ( 2 )
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鳥の展示会 あそこでしていること…どんな事でしょう。
ブリーダーさんからの購入ですが色や体の大きさなど、こちらの希望は通るのでしょうか。昔、うさぎで有名なブリーダーさんにお願いした際に希望と違う仔を進められた、HPに写真が掲載されているのに連絡が無く、こちらから連絡したら販売できないと言われた経験があります。鳥のブリードの販売も買い手が条件指定出来ない、ブリーダーの言われるままなのでしょうか。
Lucyさん
鳥爺ではありませんが私が知っている範囲・経験した中からお話させて頂きますと・・・
鳥爺と一緒に生体の輸入販売をしていた時は、色や体の大きさ、種類や性別などこちらの希望する鳥を販売して貰えました。既に生まれている鳥を購入するというのが一般的だったため、今販売できる鳥のリストをもらい、その中から購入するという流れでした。条件に合わない鳥を買わされたという事はありませんでした。
普段から健康診断、性別鑑定、出生証明書などを行っているブリーダーさん(ここで言う「きちんとしたブリーダーさん」ですね)からの購入でしたのでそれが可能だったんでしょうね。
Lucyさんのうさぎのブリーダーさんの話を聞くと、きちんとしたブリーダーさんから購入するのがやはり一番大事なんだなと思いました。
でも日本の場合、鳥をブリーダーさんから直接購入というのはまだまだ少ない様ですね。