(2)羽根太の方針

いつもありがとうございます。

CAP!はオープン半年で閉店の危機に直面してしまいました。

その危機的な状況を打破してくれたのが、私が個人的にお世話していた鳥たち10羽と、愛鳥家の皆さんだったのです。

鳥飼いの人に、鳥にとって健康的な食事を勧めたとき、ほとんどの方が素直に受け止めてくれました。

しかし、犬、猫飼いの人は、そのときは「わかりました」と答えてくれても、一部の人は実際には何が入っているかわからない安価なフードをあげていました。

「動物業界を変えたい」という思いで、一番苦手なペットショップを運営しましたが、愛犬家、愛猫家のほとんどが私の方針に共感してくれませんでした。

これでは動物業界を変えることはできません。

でも、もしかしかしたら先に鳥業界を変えることができれば、巨大な動物業界に風穴をあけることができるのではないかと考えました。

私は過去にいろいろな動物のお世話を経験しました。鳥以外の動物を飼っている方には叱られるかもしれませんが、鳥好きの人は勉強熱心で向上心も強く、さらに心が真っ直ぐな人が多いと思ったからです。

だからこそ動物業界を変えるために愛鳥家さんの力を貸してほしいと思った次第です。

その後、CAP!やTSUBASAでいろいろな活動をしてきました。活動内容は他のブログ等で一部ご紹介していますので割愛しますが、この25年の活動の中で、5つの目標を定めました。

この5つの目標を、私はこう呼んでいます。

「人、鳥、社会の幸せのために」に「羽根太の方針」を実現する、と。

「羽根太の方針」達成のために、最初の頃はCAP!、今はTSUBASAとして活動しました。

今も2つは継続中です。

その2つとは?

1.飼えなくなった鳥の引き取りやレスキュー

2.啓発活動(セミナー開催やブログ等での情報提供)

そうです。現在TSUBASAが推進している活動です。

「飼えなくなった鳥の引き取りやレスキュー」を限りなくゼロにするために、「啓発活動」を行っています。

しかし愛鳥家さんは積極的に啓発活動に参加されますが、鳥業界関係者はなかなか足を踏み入れてくれません。

「飼えなくなった鳥の引き取りやレスキュー」の根本を正せば鳥業界の健全化です。

言い方は良くないかもしれませんが、川の下流で流れてくる鳥たちを救い上げても、上流から鳥を流している人がいる限り、いつまで経ってもこの連鎖はなくなりません。

その上流が鳥業界です。ちなみにさらにその上流は、法律かもしれません。

法律を変えることは難しいかもしれませんが、鳥業界を変えれば法律も変えることができると思っています。

「羽根太の方針」の残りの3つは鳥業界の改革です。

その改革にはリスクが伴います。多くの愛鳥家さんの理解が必要です。

ただ現状では残り3つの方針をTSUBASAで行うことはリスクが大き過ぎます。

そこで「鳥爺」という個人的な活動で、多くの愛鳥家さんに理解を求めていきたいと思います。

「鳥爺」一人の活動としては大胆な方針だと、自分でもわかっています。

しかし、これは愛鳥家の皆さんにとって、今後訪れる切実な問題も解決できる(?)のではないかと思っています。

25年前から構想を温めてきた「羽根太の方針」を、やっと実行に移す時期がやってきました。

私も公言しないとダラダラとしてしまい、活動のスピードが加速しません。

次回3つの「羽根太の方針」をお伝えしますので、よかったらお読みいただけたら嬉しいです。

(つづく)

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コメント

  • コメント ( 5 )

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  1. 羽根太の方針、どのような内容かわかりませんが、川の上流を変えるために行動することには全面的に賛同します!

  2. ありがとうございます。上流を変えることはこの20年以上いろいろやってきました。
    今回は方針を示して、皆様にもアイデアをいただけたらと思っています。

  3. 何故、みらくる日記ではなくWINGYOUなのか。…TSUBASAは巻き込めないのですね。鳥爺の活動なのですね。
    愛鳥祭のチャットに比べるとコメントの数が寂しいです。多くの方が次回の方針に期待を寄せている事を願います。

  4. メッセージありがとうございます。
    TSUBASAは認定NPO法人です。
    定款に基づいて埼玉県の認定をもらっています。
    また、TSUBASAの活動は会員様に対して総会などを通じて了承をもらわなければなりません。
    新規の事業に関しては、ましてや来週から展開する3つの方針は、定款に謳っていない内容です。
    この方針がうまくいくことが確定できれば、TSUBASAの理事やスタッフそして会員の皆様に認めてもらい、定款を変えるなどの措置を講じなくてなりません。
    またこの方針はかなりの批判を受ける可能性もあります。
    私としてはTSUBASAは守らなくてなりません。
    しかし業界は変えなくてはならないと思っています。
    ただ私の目的はTSUBASAの運営ではありません。鳥業界を変えることです。
    一羽でも多くの鳥たちが幸せになることです。
    そのためにTSUBASAができることはTSUBASAで。TSUBASAができないことは「鳥爺」で。
    という感じでしょうか!?
    自分で言うのも変ですが、私の想いは組織の枠には入りません。変な人間です(汗)。
    羽根太の方針の5つのうち2つはTSUBASAでできましたが、他の3つは難しいです。
    そこで「鳥爺」が矢面に立って推し進めたいと思っています。
    なので、「鳥爺」とTSUBASAの松本は別だと思っていただけたら幸いです。

    さて、この3つの方針、皆さん、「引く」かも、、、!?

  5. こんな大事なコメントを見逃しておりました!!事務局として失格ですね。

    鳥爺がTSUBASAでは出来ない活動をWING YOUという場所を使って進めてくださる事を応援しています。組織の枠組みの中では出来ない事もありますし、TSUABASAを守るという事からも別活動をしなければいけない事もあると思います。

    CAP!で生体販売を止める事を決めた時以上の覚悟ではないでしょうか?と密かに感じています。

    インコ・オウムに初めて出会ったのがCAP!であり鳥に関しては全くの無知であった私が、世界を飛び回り、世界中に友人が出来、仕事から様々な経験をし、誠実で愛情深く面白い日本の愛鳥家の方々と交流を持つことが出来たのは、全て鳥さんと鳥爺のお陰です。WING YOUを立ち上げてオンラインサロンをやってみようという気持ちになったのもこれまでの経験があったから。恩返しのつもりでバックアップさせて頂きます。

    目の前に立ちはだかる壁は今までになく高いと思いますが、ぶっ壊して行ってください(笑)

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