いつもありがとうございます。鳥爺です。
健康診断に連れていくタイミングですが、今回は2つの例をお伝えします。
1.お迎えしたばかりの鳥さん
2.すでに一緒に暮らしている鳥さん
まずは「1.お迎えしたばかりの鳥さん」についてです。
どこでお迎えするかにもよりますが、現状一番多いペットショップを例に、お伝えします。一番多いのはお迎えする鳥さんの数だけではなく、問題も一番多いのですが、、、。
それは、どうしてでしょうか?
理由は以下のアンケート調査からもわかってきます。
「あなたはペットショップから鳥さんをお迎えしたら、いつ健康診断に行きますか?」
というアンケートを以前、愛鳥家さんにお願いしたことがありました。その結果は次の通りです。
・お迎え直後は鳥さんの環境も大きく変わるので、落ち着いた頃
>今までのアンケートでは一番多い回答です。
・数ヶ月してから。新しい環境にも飼い主さんにもすっかり慣れた頃
>こちらは2番目に多い回答でした。
・体調が悪そうに見えた時
>先週お伝えしましたが、体調が悪そうに見えるときは、かなり状態が悪化している可能性があります。
・健康診断にはいかない
>こういう方もいらっしゃいます。まだまだ私たちの啓発活動が浸透していないと思っています。
以上の4つの合計が全体の9割以上を占めていました。
実はペットショップとのトラブルの原因はここにあります。
お迎えした鳥さんをしばらくしてから健康診断に連れていったら、病気が見つかった。
お迎えした鳥さんが体調を崩した。病院に連れて行ったら病気が見つかった。
このような場合、ペットショップに連絡する方もいらっしゃると思います。
するとだいたいこのように言われます。
「ウチでは元気だった。あなたもそれを承知で買ったのでしょ?」と。
さらに追求すると、こんなことを言われた人も結構いました。
「だったら他の鳥と交換していいよ」と。
どう思いますか? もう自分の家族なので、交換なんてできないですよね。
こういうやりとりが私の耳に聞こえてくることは以前より少なくなりましたが、まだまだ現実問題です。
結局責任の所在がはっきりしないので、飼い主さんが泣き寝入りするしかないのです。
では、どうしたらいいのでしょうか。
約10%以下の少数意見ですが次の回答がありました。実はこれが私が推奨する内容です。
・お迎えしたその足で、健康診断に連れていく
たしかに鳥さんにとって環境が大きく変わるときですし、負担もあるでしょう。
しかし「鳥は病気を隠す」と言われていますので、逆に大きく環境が変わり、負担がかかるときのほうが、専門の獣医さんであれば、病気を見つけ出せるかもしれません。
お家に鳥さんを入れてしまう前に、動物病院で診てもらうことで、もし病気が見つかったとき、購入先のペットショップに堂々と言えます。
その鳥さんをどうするかは私が言える立場ではないですが、治療費等の掛かった費用は請求できるでしょう。
これはお金の問題ではなく、ペットショップ側の意識を変えていくためにも必要なことだと思います。
実際行なっていたことですが、またCAP!で生体販売をしていた頃(約20年以上前)は、お引き渡し直前に健康診断をし、「現症証明書」を付けていました。
尊い命を扱うショップとしては、当たり前だと思います。
それが20年経った今でも、まだできていないということはほんとうに残念です。
ごめんなさい。ちょっと愚痴ってしまいました。
本題に戻ります。
お迎えしたその足で健康診断に連れていくには、あらかじめ鳥が診られる病院を見つけ、予約をする必要があります。
さらに健康診断をすることで、獣医さんから飼育指導を受けることもできます。
これから鳥さんをお迎えする方は、必ずその足で健康診断に行かれることを切に願います。
次回は「2.すでに一緒に暮らしている鳥さん」についてお伝えします。
今日も素敵な一日になりますように(^o^)/
(つづく)
コメント
コメント ( 2 )
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そう言えばCAP!で生体販売していた時は、ブリーダーさん発行の出生証明書とポリオマワクチンの接種証明書をお渡ししていましたね。
前例も慣例も何も知らなかった私は、それが「当たり前」と思っていましたが、全然違ったんですね。
あれから25年・・・未だに変わっていないんですね。残念です。
さらにオウム病(鳥クラミジア症)とPBFDの検査をし、証明書もつけていました。
25年前にできていたことが、いまだにできていないとは、、、、残念ですね。