「愛鳥さんの健康管理」更新しました。「(35)鳴くから泣く?」
いつもありがとうございます。鳥爺です。
「私の姿が見えなくなると呼び鳴きするんです。どうしたらいいですか?」
という相談はとても多いです。
呼び鳴きされるということは、あなたのことを慕っているので悪い気がしませんが、問題はその声の大きさです。
特にインコ、オウムは声が大きいです。
近所から苦情が来たり、あるいはご自身ですら我慢できないこともあるでしょう。
しかもこの状況を放っておくと、「呼び鳴き」が「呼び泣き」に変わってきます。
さらに進展すると「泣き叫ぶ」までになると、これはもう問題行動のレベルです。
こうなる前になんとかしないと、鳥も人も不幸になるでしょう。
ではどうしたら「鳴く」ことを改善したらいいでしょうか?
結論から申し上げると、「鳴く」ことを止めることはできません。
鳥たちにとって鳴くことは、危険を知らせたり、恋をしたり、情報交換などをするための重要な手段だからです。
私たちは人間は、おしゃべりができない場合、文字を書いたり、ボディランゲージやアイコンタクトなど、別の方法でコミュニケーションがとれます。
もちろん鳥もボディランゲージやアイコンタクトでコミュニケーションがとれます。
しかし鳥たちの主たるコミュニケーションの手段は鳴き声です。
なので、まず鳥をお迎えする場合に考えなくてはならないことは、鳴いてもいい環境を用意してあげることです。
話が逸れますが、昔犬の鳴き声がうるさいということで、あるハイテク商品が開発されました。
その商品は当時評判になり、かなり売れました。
その商品は、犬が鳴くと電流が流れる首輪です。
その首輪を装着した犬は、鳴いたり吠えたりすると電流が流れるので、びっくりして鳴くのをやめます。
犬によっては電流が流れた瞬間に悲鳴を上げていましたので、衝撃が大きかったと思います。
犬も最初の頃は事情がわからず戸惑っていましたが、そのうち学習して鳴くことが極端に減りました。
たしかに効果はありますが、あなたはどう思いますか?
さらにこんなことをした飼い主もいました。
外科手術で声帯をとったのです。
その犬は、「ヒーヒー」みたいな、声にもならない声で、飼い主さんの顔をじっと見つめていたことが印象的でした。
犬の鳴き声がうるさいからといって、飼い主の都合で物理的に鳴かないようにするのはおかしいと思いませんか?
さて、鳥に話を戻しましょう。
不幸中の幸いかもしれませんが、歴史から学ぶことはとても多いです。
犬の場合、電流が流れる首輪や声帯をとったという歴史があったので、鳥にはそういう商品の開発はありませんでした。
また私が知る限りでは声帯を取った飼い主がいるという話も聞いたことがありません。
では、今までどのような方法で鳴き声の対策をしていたのでしょうか。
(つづく)
今日も素敵な一日になりますように(^o^)/
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