(58)ジュリアナTOKYOのお立ち台で踊ろう

いつもありがとうございます。鳥爺です。

「NEXT」のオープンはトラブルもなく大盛況で終わりました。

ただ「新規開店」と「女性無料」ということで、たくさんの若者が集まったと思います。

大事なことはこれからです。

今回のような大盛況は今後あまりないと思いますが、できるだけコンスタントに集客をしなくてはなりません。

しかも営業日は毎日ではなく、金曜日と土曜日のみです。

週2日間の営業で収益を上げていなかければ、多額の借金は返せません。

そのためには「また来たい」と思ってもらえるようになればクチコミで広がるはずです。

SNSもない時代です。お金をかけて広告を出すことはできません。

重要なのは「クチコミ」です。お客の中から「クチコミ力」がある人に、できるだけNEXTのイベントの予定をお伝えしました。

彼ら、彼女らは私たちの期待以上にクチコミをしてくれ、その後コンスタントにお客が入るようになりました。

また私たちもいろいろなイベントを考えました。

お客からすれば期待外れのイベントも数多くありました。

しかし野球で言えば、打席に立つことがこと重要です。

そこで空振り三振やアウトになったとしても、その原因を考え次に活かせばヒットに繋がります。

そんな思いでいろいろなイベントを企画しました。

(このときの思考が、今のTSUBASAに活かされているのだと思います)

そんな中で思い出に残るイベントが、「ダンス大会に優勝して、ジュリアナTOKYOのお立ち台で踊ろう!」というイベントです。

これは女性限定です。

出典:https://middle-edge.jp/articles/S2Kjn?page=2

当時、ジュリアナTOKYOは憧れのクラブでした。

私も10回くらい行きました。ほんとうに素晴らしいクラブです。

しかし私は何と言っても花形DJの存在です。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「ジョン・ロビンソン」というDJです。

彼の「ジュリアナーズ、トキオ~!!」という叫び(?)は全身が震えました。

その叫び(?)が、あの有名お立ち台で踊っている女性陣のテンションを最高潮に押し上げたように思えました。

DJジョン・ロビンソン(出典:https://www.suruga-ya.jp/product/detail/221009813

「このお立ち台でNEXTのお客さんを踊らせたい」

そんな思いから

「ダンス大会に優勝して、ジュリアナTOKYOのお立ち台で踊ろう!」というイベントを開催することになりました。

NEXTダンスの大会には、踊り自慢の女性たちがたくさん集まりました。

そこで2名でユニットを組んでいる女性が優勝したのです。

数日後、ジュリアナTOKYOへ。

午後から現地を出発し、21時ごろジュリアナTOKYOに到着。

早速、店内に入りますが、優勝した女性たちはこの熱気に完全に呑まれてしまいました。

勝手知ったるNEXTのダンスホールは自分の庭のように振る舞っていても、ここはアウェー。しかも規模が違い過ぎます。

こんなところで、しかも注目を浴びるお立ち台で踊ることができないようです。

たしかにそうだと思います。

あそこで踊ることは、かなり勇気がいるでしょう。

でも、せっかくのチャンスです。こんな機会は一生に1回あるかわかりません。

そんな説得をしながら、2人の手を引いて私もお立ち台のところに行きました。

お立ち台の周りには、そこに登りたい女性たちがチャンスを窺っています。

それはもう殺気に近いものがありました。

私たちは「その時」を待ちました。

そしてしばらくすると、3人ほどの女性がお立ち台を降りた瞬間に

「今だ!!」

といって、2人をお立ち台に押し上げました。

二人がお立ち台に登りました。

しかし固まっています。

でも、そうこうしていうるうちに二人とも踊り始めました。

そしてお約束の「扇子」もふり始めました。

少しずつですが、お立ち台でいつもの二人の踊りができるようになり、満面の笑みが溢れました。

このチャンスを逃してはならないと、私はすかさず写真を撮りました。

しかし2枚目のシャッターを押すところでスタッフに見つかり、その場を追い出されてしまいました。

写真撮影は禁止なのは知っていましたが、やはり見つかりました(汗)。

お立ち台から離れたところで二人の楽しそうな様子を見て、このイベントを企画してほんとうに良かったと思いました。

そして、ジュリアナTOKYOを後にし、その足でそのまま現地に帰りました。

(つづく)

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