(56)不意を突く演出?

「鳥爺のDJ奮闘記」更新しました。

「(56)不意を突く演出?」です。

いつもありがとうございます。鳥爺です。

新店舗「NEXT Rave Factory」、通称「NEXT」にはオープン前に100人以上の若者が並んでいました。

小さい街です。新しくお店がオープンする噂はあっという間に流れます。

それがディスコということであれば、ダンス好きの若者は居ても立ってもいられなくなったと思います。

オープン前に外に出て行列を確認すると、見覚えのある顔がずらりと並んでいました。

「この日を待っていたよ」

と数人の常連客が嬉しそうに私に訴えてきました。

皆もこの日を待ち望んでいたようです。

オープンの20時まで行列を並ばせることは、宣伝効果として絶大です。

しかし、血気盛んな若者が100人以上もいたら何があるかわかりません。

万が一周りに迷惑をかけたら大変なので、30分前くらいからお客を入れることにしました。

NEXTは前のお店よりかなり狭く、室内には飾りもなく、あっさりした空間です。

でも逆に前の店があまりにも煌びやかで凝っていたので、初めて店内に入るお客は、そのギャップに驚いていたように見えました。

そう、大事なことは店内の装飾ではありません。ダンスミュージック音楽という世界でどれだけ感動を与えられるかということです。

その音楽を奏でる楽器(?)がレコードです。

だれでも簡単に入手できるレコードで、どんな選曲をし、どんな順番で、どんなタイミングで使うかが勝負です。

オープンに先立ち、もう一人のDJの大久保くんと作戦を立てました。

いつもは大久保くんが先にDJを行います。

彼の凄いところは技術はもちろんのこと、音楽の選曲とその順番です。

もし私が同じレコードをかけても、お客は踊りませんが、彼がかけると踊り出すという不思議なテクニックを持っていました。

一方、私はDJを始めたばかりなので技術はありません。どうやってお客を踊らせるかというと、いわゆる名曲です。

皆が知っている、ノリがいい曲を流します。なので踊ってくれます。

ただ、いくらノリがいいからと言って、そんな曲ばかり流すと、お客も飽きてしまいます。つまりメリハリが必要です。

いつものスタイルは最初の1時間は大久保くんが、お客を踊らせるというより、踊らせないテクニックを使います。

なぜそんなことをするかというと、私に華を持たせてくれるのです。焦らし作戦です。

そして私に繋ぎます。

私は踊らせたいので、皆が踊りたい曲をかけます。

そうすると、予想通り踊ってくれます。

私より一回りも若いのに、余裕と心遣いにいつも感心しました。

今回も大久保くんは私に一番美味しいところを譲ってくれました。

本来であれば大久保くんが最初のDJです。

しかし、今日はNEXTの記念すべきオープンの日。

待ちに待ったオープンの日にかける権利を私に譲ってくれたのです。

その期待に応えて、私が行ったことは20時のオープンまでBGMを流さないことでした。

お客は30分前に入店しましたが、ディスコなので何かしら音楽が流れていると思ったでしょう。

その予想を裏切って音楽を流しませんでした。

なので、会話は聞こえてきても音楽無しの状態です。

これは演出です。

そして、20時になった瞬間、照明を全部切りました。

店内は真っ暗です。不意を打たれたお客は一瞬何事かと思い、静かになりました。

私はあらかじめ用意していた曲を流しました。

それは当時、一番最後に流す曲です。

その曲とは、

「C&C Music FACTORY」の

「Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now) 」です。

常連客からすれば、まさか最初の1曲目が、今まで最後の「締め」で流れた曲だったので、不意を突かれたように見えました。

しかし、歓声が上がりました。これには私たちも予想外。

そして我をも先を競うようにダンスホールに繰り出し、一斉に踊り始めたのです。

大久保くんと話しました。

今日はオープン。スタートからラストまでノリノリで行こうと。

(つづく)

素敵な週末になりますように ♪ (^o^)/

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最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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