「The Future of ‘Birds-first’ Breeding」
ブログ更新しました。「(37)書類で大騒ぎ!?」です。
いつもありがとうございます。鳥爺です。
CAP!では輸入する鳥の90%以上はスーザンさんの繁殖場から輸入しました。
残りの約10%は、アケボノインコ類専門のスザーンさん、そしてオカメインコのサーバーさんです。
私たちがなぜ90%以上の鳥をスーザンさんから輸入することに決めた2つの理由をお伝えします。
一つ目が充実した検査です。
検査に関しては、当時まだ国内ではできなかったPBFD、BFD、クラミジアの検査を行ってもらいました。
BFDに関してはワクチンを2回接種していただきました。
輸入する場合、当然陰性であることが前提ですが、それを証明するための各種検査の証明書も付いています。
さらに個体別の性別や孵化日、足環のリングNoが記載された証明書もあります。
そしてもう一つの理由は、鳥の健康チェックを鳥獣医師として世界的な有名なスーザンさんが行うことです。
鳥が来日する時間を見計らって成田空港にお迎えに行き、検疫を立ち会い、その場ですぐ鳥たちを引き取ります。
そしてCAP!の鳥たちがいる施設から離れた場所(空気が交わらない)にある検疫室に連れて行き、そこでお世話します。
当時の検疫室はクリニックが併設されていました。
CAP!専属の鳥獣医師が健康チェックを担当します。
検疫室はクリニックからガラス越しに鳥の様子が見られるようになっています。
鳥が欲しい方はその都度消毒した白衣に着替え、手指を消毒後検疫室で面会します。
そして最終的に譲渡が決まったら、獣医師による最終健康チェックを行い、問題なければホームスティに入る、という段取りです。
ホームスティは、現在TSUBASAが行っている仕組みとほぼ同じなので詳しくは省略します。
ホームスティで問題なければ、晴れて譲渡が決定します。
その際にスーザンからいただいた検査結果の書類をお渡します。
CAPからは以下の書類をお渡します。譲渡する鳥の詳細がまとめられています。
そして、さらに今までどこの鳥業者も公開していなかった書類をお渡しします。
実は当時のこの書類のことで、鳥業界がたいへんな騒ぎなりました。
次回はこの書類についてお伝えします。
(つづく)
コメント
コメント ( 2 )
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生体輸入に関わったのがCAP!での鳥さんが初めて。沢山の書類を纏めて新しい飼い主さんにお渡ししていましたが、それが「普通」と思っていました。
全然「普通」ではなかったんですね。
その当時は、お誕生日もわからない、どこの出身かもわからない、性別もわからない・・という鳥さんがほとんど、と聞いて「噓でしょ?」と思っていました。
本当だったんですよね~。( ゚Д゚)
今もその「普通」がどこまで浸透しているかわかりませんが、ペットショップなどでたまに見ると「出身地」や「誕生日」が表示されるようになりました。
出身地は都道府県までで、詳しいことはわかりません。
出身地(ブリダーさん)や誕生日を裏付ける資料を見るチャンスがあれば見てみたいです。