「愛鳥さんの健康管理」更新しました。
いつもありがとうございます。鳥爺です。
前回はヒナを選ぶときに「元気がない子」がいたら要注意、という話を書かせていただきました。
今回はインターネットを含めた口コミ情報についてお伝えします。
いわゆるSNSや口コミ情報は懐疑的なものや、明らかにフェイクなものもあります。
100%で信じることはお勧めしませんが、正しい情報があることも事実です。
これからお伝えする話は、そのようなことを踏まえた上で、判断していただけたらと思います。
もしSNSや口コミで、該当のペットショップに感染症が出た場合、どうしたらいいでしょうか?
例えばPBFDの場合を考えてみましょう。
PBFDの原因菌であるサーコウイルスは、何もしなければ半年~1年以上生存すると聞いたことがあります。
とんでもない生存期間ですね。
もちろん「何もしなければ」の話ですが、ここでいう「何もしなければ」は、全く掃除をしないという意味ではありません。
日常の清掃程度では、そう簡単にはサーコウイルスを死滅させることはできない、という意味です。
仮にそのショップでPBFDが出た場合、毎日徹底的に消毒、清掃をしなければサーコウイルスは生き続ける可能性があります。
つまりその環境にサーコウイルスがいる限り、また他の鳥がPBFDに罹る可能性があるということです。
SNSや口コミ情報で該当のショップがPBFDが出た場合は、消毒や清掃についてしっかり行われているかどうかを見極める必要があると思います。
「元気がない」ヒナは見た目でわかります。
でも、その環境にウイルスがいることはわかりません。
もし、SNSや口コミ情報が100%信用できないとしても、慎重になったほうがいいでしょう。
私はTSUBASAを設立する前に「CAP!」というショップで犬、猫の生体販売を行っていました。
実はそこで一頭の子犬がパルボウイルスに感染しました。
(パルボウイルスは以下のサイトを参照願います)
(出典:https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/944)
すぐ動物病院で診察、治療をしていただきましたが、そのとき主治医にこう言われたのです。
「パルボウイルスは数ヶ月から数年生存します。一番有効な消毒は燃やすことです」
正直びっくりしました。
施設を徹底的に消毒しても、そう簡単にはパルボウイルスを取り除くはできないそうです。
そこで一番手っ取り早い方法が燃やすことでした。
賃貸で借りている店舗を燃やすなんてできないので、店舗を休業し、いくつかの消毒方法を取り入れ徹底的に消毒しました。
その後も毎日、4段階の消毒を行うことをルーチン化しました。
(消毒方法については後日お伝えします)
実はPBFDのサーコウイルスもパルボウイルスのようにそう簡単には死滅しません。
普通の清掃では取り除くができないのです。
もし該当のショップでPBFDが出た情報がありましたら、店舗を休業して徹底的消毒をしたようなことがない限り、慎重に考えた方がいいと思います。
(つづく)
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