(5)食事と排泄物の量

いつもありがとうございます。鳥爺です。

前回は体重が減少するとどうなるかについてお伝えしました。健康管理のまず最一歩は体重測定です。私たちは愛鳥さんの体重を常に把握する必要があります。でも愛鳥さんが体重計にすんなりと乗ってくれればいいですが、そんなに簡単にいかないことも多いでしょう。今日は体重計に乗らない子の場合どうすればいいか、についてお伝えします。

まずは一番手荒な方法ですが、捕まえて虫かごのようなものに入れ、測定する。

動物病院の測定はこの方法が一番多いと思いますし、一番確実です。ただ飼い主さんがこの方法で毎回測定すると、体重はきちんと計れますが信頼関係は崩れるかもしれません。できればこの方法は最小限に抑えたいですよね。

次はいつも入っているケージ丸ごと測定します。鳥さんを放鳥し、住人(住鳥?)がいない状態で再度測定。住人(住鳥?)がいるときから、いないときを差し引けば体重がわかります。

この方法の問題点は、放鳥できない子には難しいことです。ただ、後日お伝えしますが、体重計に自ら乗ることより、放鳥してケージに戻る方が教えやすいかもしれません。

ではどうすればいいでしょうか?

今からお伝えすることは、正確な体重ではありません。あくまでも目安としてご理解いただけたらと思います。その間に目指すは、「放鳥して戻る」、「自ら体重計に乗る」トレーニングをすることをお勧めします。

さて、まずは愛鳥さんの食事量を把握しましょう。

毎朝、食事を与える前に食事の量を測定します。そして寝かせるときに残っている食事量を測定します。食事を与える前から残った量を引くと、その子の1日の食事量がわかります。

そして同時に、排泄物の数を記録します。

排泄物の数も食事量に関係しますので、朝掃除をしたら翌日の朝掃除のときに差し引きすれば数がわかります。夕方掃除の方は翌日の夕方でも大丈夫です。要は食事量と同じように「1日」を基準に測定してくださいね。

これを1週間続け平均値を出せば、愛鳥さんの基準になる食事量と排泄物の数が決まるでしょう。この基準をもとに、愛鳥さんが自ら体重計に乗るまでの目安にしていただけたらと思いす。

大雑把かもしれませんが、この目安をもとに急に食事量や排泄物の数が増減した場合は、当然体重が増減したことになります。その変化に対し「様子を見る」ではなく、速やかに鳥を診察できる病院に受診されることをお勧めします。

排泄物を数えるのが大変な場合、写真を撮っておくと便利です。毎日できるだけ決まった時間に撮影すれば視覚で変化に気づくことも多いでしょう。後日お伝えしますが異常な排泄物などを見つけることもできるかもしれません。さらにその写真を主治医の先生に見てもらえば、体重以外のことも診察できる資料として大いに役立つと思います。排泄物のことはとても重要ですので、後日お伝えしたいと思います。

そうそう、前回の健康管理(4)では体重の減少についてのみお伝えしました。その理由は体重が減少すると命に関わることが多いのですが、実は体重が増えることで命に関わることもあります。次回はそのことについてお伝えしたいと思います。

今日もいい日でありますように!!

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