コース8: 鳥のお喋りを科学する
2時間目 小型鳥こそお喋りします!
お喋りが上手といえば大型の鳥を思い起こすかもしれません。ヨウムやボウシインコは確かにお喋り上手ですが、小型の鳥も人の言葉を真似しますし、驚くほどたくさんの単語を覚えます。特に小型のインコ・オウム類は話しかければ話しかけるほどよく喋るようになります。今回は小さなお喋りさんたちにスポットを当てます。本題に入る前にひとつ。お喋りを期待して鳥をお迎えすることは止めてください。そして、たとえお喋りが得意とされる鳥種でも、個体差があることを忘れないでください(人間と同じです)。
セキセイインコ
セキセイインコには言葉をまねる能力があります。ただしセキセイインコに限らず、「能力がある=お喋りになる」ではないことを理解しておきましょう。トリッキーなところは、セキセイインコのお喋りはマシンガントークになりがちなので、何を言っているのか聞き取りが難しいときがあることです。機械音のような声で早送りしたような話し方をします。私の知っているピーナッツというセキセイインコは、「ピーナッツ クッキーホシイ ピーナッツ ニ キスシテ キスキスキス」とまるで子供のいたずら電話のように話します。セキセイインコの素晴らしいマシンガントークの動画はコチラ。
マメルリハ
セキセイインコほどではないですが、マメルリハもお喋りができます。小さなインコなので声も小さく、さえずりとかロボットのようだと言われることもあります。可愛い羽根の生えたロボットトークをぜひ聞いてみてください。動画はコチラ。
オキナインコ
小型鳥の中でも大きく、お喋りが得意な鳥のひとつがオキナインコです。生まれながらのお喋りインコと呼ばれるくらい、一人餌になる頃から喋り始めることもあるそうです。金切り声ではありますが、ボキャブラリーの数では大型のインコやオウムに負けません。楽しいお喋り動画はコチラ。
ワカケホンセイインコ
小型というには少し大きいですが、ワカケホンセイインコもお喋りが大好きです。お喋りが得意な鳥としてピックアップされることがなぜか少ない鳥でもあります。ヨウムなどと比べると、ちょっと漫画チックでキーキーした声だからかもしれません。とても陽気なお喋りを披露してくれます。楽しいお喋り動画はコチラ。
実はとてもお喋りな鳥と暮らしているのに、気付いていない方もいるかもしれません。誰もいないときに喋る鳥も結構います。外出するときに録音してみるのも一案ですよ。
(2015/2/11 Laura Doering 寄稿記事)
翻訳:小林由香
Lafeber社より当該記事の翻訳及び掲載許可を得て掲載しております。
当サイト内の全てのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
Cover Photo by Bianca Ackermann on Unsplash
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。