（40）失敗できない

いつもありがとうございます。鳥爺です。

「鳥爺のDJ奮闘記」更新しました。 「（40）失敗できない」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

ディスコの経営とDJを始めてから早や２ヶ月が経ちました。

大久保くんと平くんにはロムテックの仕事を覚えてもらいました。

私はDJを本番を兼ねながら練習を積み重ねていきました。

ディスコの営業は金曜日と土曜日の週２日間だけです。

その中で金曜日は毎週いろいろなイベントを考えました。

例えば「〇〇音楽だけの日」は意外に受けました。

ソウル、ヒップホップ、ユーロビート、ハウスなど。

夏になったら「レゲエ」もやりたいね、とお客さん交えて意見を出し合ったりしました。

土曜日はオールジャンルの音楽でしたので、いろいろな方が遊びにきてくれました。

東京では、あの「ジュリアナTOKYO」がフィーバー（古い言い方！？）してきました。

少しずつですが、ネガティブな噂が払拭されてお客様が戻ってきました。

そんなときに今回の立退の「覚書」事件。

いったいどうすればいいのでしょうか。

衣料品３人組に脅しにもとれるような言い方で、結論を求められました。

私としては「少し時間をください」ということで、話を終わらせるので精一杯の抵抗でした。

しかしそんなに長い時間はもらえないでしょう。

それでも何か打開策が考える時間は必要でした。

１週間後、３人組がやってきました。

今度はビルのオーナーは一緒ではありません。

そして3人組の中で社長と呼ばれている人に開口一番、

「最後通告」と言われました。

１週間の時間がありましたので、金融機関などにも相談しました。

しかし残念ながらハンコを押した書類がある以上、これといった方策が見つかりません。

何も打開策がないまま、相手の言い分を聞きました。

「１ヶ月以内に明け渡すこと」

やはり、そうくると思いました。

ダメ元で私の言い分を伝えました。

「１ヶ月は無理です」

来月は、このディスコがオープンして１周年でした。

その１周年に合わせて、いろいろなイベントを計画していたのです。

ロムテックの初めての社員旅行に、この1周年記念イベントも計画しました。

社員旅行なのでディスコだけではなく、有名な桜の名所で花見をしたり、自然豊かな川で舟下りをしたり、社員の皆にも楽しんでもらいたいと思っていました。

今考えたら、わがままな社長だったと思いますが、、、（苦笑）。

このような事情を説明し、

「２ヶ月ではダメですか？」と懇願しました。

３人組はそろって腕組みをしながら黙ってしましたが、社長と思われる男性が

「絶対に２ヶ月以内に明け渡すこと」と、１ヶ月間だけ伸ばすことができました。

でも、出て行くことには間違いはありません。

１周年のイベントの準備をしながら、今後どうするかを決めていかなくてはなりません。

まずは目の前の1周年記念イベントです。

ロムテックの皆が社員旅行でやってきます。

絶対に成功しなくてはなりません。

そして今後に繋げていかなくてはなりません。

（つづく）

PS

来週の更新はお休みさせていただきます。申し訳ありません。