「愛鳥さんの健康管理」更新しました。「(34)驚愕の展開!?」
いつもありがとうございます。鳥爺です。
今から23年くらい前の話です。
CAP!埼玉三芳店には、3階建てくらいの高さで、広さは約20坪の中庭がありました。
その中では、トキ@オオバタンをはじめ、クルマサカオウム、ナナクサインコ、オオコダイマキエインコ、サンショクキムネオオハシ、ボウシインコ、オオハナインコそして今日のブログの主人公であるコンゴウインコたちなどを放し飼いでお世話していました。
コンゴウインコについて詳しく書くと、メスのルリコンゴウが1羽、ベニコンゴウがオス、メスそれぞれ1羽、そしてオスのカタリナコンゴウが1羽いました。
放し飼いで暮らす中で、いつの間にかメスのルリコンゴウとオスのベニコンゴウがペアになり、メスのベニコンゴウとオスのカタリナコンゴウがペアになりました。
つまり2ペアが誕生しました。
この2つペアのコンゴウインコたちは仲睦まじく、どこに行くにもいつも一緒で、いつもラブラブでした。
その様子を見ている私たちが恥ずかしくなるくらいです(苦笑)。
しかしあるとき事件が起こったのです。
中庭にいる鳥たちが体調を崩し始めました。
理由は中庭に問題があったのですが、その話は今回は割愛させていただきます。
まずメスのルリコンゴウインコが体調を崩し、中庭からクリニックに入院しました。
CAP!埼玉三芳店には同じ敷地内にクリニックが併設されていました。
次にオスのカタリナコンゴウが体調を崩しクリニックに入院しました。
中庭に残されたオス、メスのベニコンゴウは、居なくなった伴侶を探すために大きな声で鳴き続けました。
クリニックは同じ敷地内なので、当然その声は入院している伴侶にも聞こえます。
入院しているコンゴウも、その鳴き声に反応はしていましたが、体調がよくないので、大きな声で返事をすることはできませんでした。
入院したコンゴウの治療と看護は専属の獣医師にお願いし、私たちは鳥たちがこれ以上を体調を崩さないように中庭対策を必死で行っていました。
しばらくすると中庭対策が功を奏し、体調を崩す子はいなくなりました。
そしてクリニックに入院している2羽も元気を取り戻してきました。
やっと中庭に平和が戻り、私たちも心に余裕が戻ってきました。
そのとき気づいたのです。
体調を崩さず、元気でいたベニコンゴウの2羽がとても仲がいいのです。
えっ!? 一体これは何??
鳥は一度ペアになったら添い遂げるのでは??
さらに驚いたことがあります。
クリニックに入院していたルリコンゴウとカタリナコンゴウが、中庭に戻ったら一緒に行動をしているのです。
えっつ??
私たちは唖然としてしまいました。
それぞれのペアの片方が体調を崩して入院しましたが、姿も声を聞こえない環境でしたらまだしも、お互いの声は聞こえていたはずです。
にも関わらずペアを解消し、新しいペアができるなんて、、、!?
鳥たちの肩を持つわけではありませんが、鳥たちにとって子孫を残すことは最重要課題なのかもしれません。
自然界ではいつ捕食動物に襲われてペアが解消されるかわかりません。
もしペアが急にいなくなっても、子孫を残すために相応しい相手がいたら新たにペアができるのかもしれません。
ただ飼い鳥の場合、伴侶にもしものことがあっても、同じ種類がいない限り次の伴侶を見つけることができません。
そのため気持ちの切り替えができず、精神的にも弱ってしまい後を追うような形になるのかもしれない、と思った次第です。
「鳥は一度ペアになったら添い遂げる」は、ある意味ではその通りですし、ある意味では違うのかもしれませんね。
今日も素敵な一日になりますように(^o^)/
コメント
コメント ( 2 )
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こんばんは。先日のセミナーお疲れ様でした。セミナーでマコゥに特別な思いがあるとお話にありましたが、今回登場した子たちが関係しますか。ルリとカタリーナは今も鳥村にいる子ですか。また、伴侶が唯の1羽は不幸があった時はそばにいる人間も悲しいし、辛いので、これ位の感情がいいな。鳥にもラテンの気質があるのかな。とも思いました。
Lucyさん
こんばんは!!
セミナーへのご参加ありがとうございます。
拙い旅行記ですが、少しでもご参考になれば幸いです。
マコゥへの特別な想いは、私が20歳代にちびっこ動物園で出会ったハーゲン@コンゴウインコという子です。
機会がありましたらお伝えしますが、この子への贖罪の気持ちが私の活動の源泉かもしれません。
中南米の鳥たちは、たしかにラテン系の気質を感じます。
明るいし、全てではないですが、嫌なことがあっても根に持たない子も多いようですね。