いつもありがとうございます。鳥爺です。
毎日寒い日が続いていますね。
一昨年まではこの時期、季節性インフルエンザが流行る時期です。
しかし昨年からの新型コロナの影響で、日頃からの衛生管理や生活行動を気をつけている関係なのか、インフルエンザに罹る方が極端に少ないようです。
新型コロナで私たちの生活は大きく変わりましたが、ある意味で学ぶこともかなり多いのかもしれません。
この学びを愛鳥さんたちのお世話に活用できればと思っています。
さて、本題に入ります。
鳥たちの病気や事故に、正月もお盆もありません。
いつ体調を崩したり、いつどこで事故に遭うかわかりません。
まず今日は、愛鳥さんが体調が悪いときの緊急対応にお伝えしたいと思います。
例えば、
「元気、食欲がないときはどうしたらいいでしょうか?」
私でしたら、「すぐ鳥が診られる動物病院に連れて行ってください」とお伝えします。
「えっ!? 少し様子を見てはいけないの?」
と思われるかもしれません。
実は鳥はどんなに大好きなあなたの前でも、自分が体調が悪い姿を見せようとはしません。
なぜなら、それは本能であり、習性だからです。
インコ、オウム、フィンチ類は狩猟する側の鳥ではなく、獲物として襲われる側の鳥です。
そのためできるだけ群れを作って行動します。
群れを作るのは鳥同士が仲がいいのではなく、数が多ければ多いほど自分が狙われる確率が減るからです。
そしてその行動で興味深いのは、鳥同士が同じ行動をとることです。
これは生きていくための知恵なのではないでしょうか。
そういえば、
愛鳥さんはあなたが食事を食べると、一緒に食べ始めたりしませんか?
あなたが携帯で相手と話を始めたら、鳴き始めたりしませんか?
そう、すべてが同じ行動でなくても、愛鳥さんがあなたのことを群れの仲間と思ったら、どこかで同じような行動をしていると思います。
同じような行動で何ができるのでしょうか?
今度は獲物を狙う側の立場で考えてみましょう。
獲物として狙いたい鳥たちは群れで同じ行動をしています。
右上に移動すれば、全員右上に。左に飛べば左に。
といった感じで、まるで大きな生き物が動いているように見えます。
この状況の中で、狙う側からすれば狙いが定まりません。
そこで狙いを定めるために、まずは群れの中に飛び込み、同じ動きをしていない鳥を探します。
何度かこのようなアプローチをしているうちに、同じ行動ができなくなった鳥を見つけ、その鳥に狙いを定める、というわけです。
つまり同じ行動ができない、ということは極端な言い方ですが「死」を意味するのかもしれません。
愛鳥さんはあなたのことを愛し、信頼しています。
しかし、鳥の本能や習性はまだまだ野生のままです。
そのため少しくらい体調が悪くても、元気な姿を見せようとします。
それが、あなたの前で「元気、食欲がない」ということは、かなり状況が悪い可能性があります。
繰り返しますが、できれば早急に鳥が診られる病院に連れていくことをお勧めします。
次回からは、いつもの様子(元気な姿を見せる)から、病気の兆候をどうやって見つけるかについてお伝えしたいと思います。
今日もいい日でありますように!!
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最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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