日本の天然記念物、特別天然記念物の鳥たち(東京都/井の頭自然文化園/本園/アカガシラカラスバト)
日本の天然記念物、特別天然記念物に指定された鳥たちを動物園の飼育個体で紹介しています。
第13回は天然記念物カラスバトです。
(昭和44年にアカガシラカラスバトが天然記念物に指定、昭和46年に種として天然記念物指定)
カラスバトはハト目ハト科カワラバト属に分類され、学名はColumba janthina、漢字では烏鳩、英名はJapanese Wood Pigeonです。
亜種には小笠原諸島のアカガシラカラスバト、八重山諸島のヨナクニカラスバトがいます。
ちなみにアカガシラカラスバトの学名はColumba janthina nitens、漢字では赤頭烏鳩、ヨナグニカラスバトの学名はColumba janthina stejnegeri、漢字では与那国烏鳩です。
全長40cm、翼開長63cm、体重320〜470g
全国的には本州中部以南の島や沿岸の常緑広葉樹林の深い森に生息する留鳥です。
環境省レッドリスト:
準絶滅危惧(NT) カラスバト
絶滅危惧ⅠA類(CR) アカガシラカラスバト
絶滅危惧ⅠB類(EN) ヨナグニカラスバト
現在、日本の動物園(日本動物園水族館協会加盟園館)ではカラスバトは8園、アカガシラカラスバトは3園、ヨナグニカラスバトは0園で飼育されています。
種類:アカガシラカラスバト 撮影場所:東京都/井の頭自然文化園/本園 撮影年月:2019年4月
コメント
とてもキレイな色の鳩さんですね!このコは野鳥の森コーナー(でしたっけ?野鳥がいろいろ展示されているところ)にいるのでしょうか??井の頭文化園で鳥というと分園が先に浮かんでしまいますが、本園ならあの辺でしょうか??
本園の野鳥の森を抜けた後の和鳥舎の裏側の展示場にいます。
お隣にはこれもまた綺麗な色のアオバトもみることができますよ。