日本の天然記念物、特別天然記念物の鳥たち(石川県/いしかわ動物園/トキ里山館/トキ)
特別天然記念物のトキ続きです。
いしかわ動物園 トキ里山館について
石川県は本州最後のトキの生息地であったことから国が策定したトキ保護増殖事業計画に基づき2008年に分散飼育地となりトキの繁殖事業を開始(非公開)
2014年には環境省が「分散飼育地におけるトキの一般公開に当たっての諸条件及び手続きについて」を策定しそれを遵守する公開施設「トキ里山館」を設計・工事を実施し2016年11月19日にオープンした。
この施設の特徴、「トキが棲む里山の景観を再現」「里山を連想させる古民家風デザイン」「バリアフリーへの配慮と効果的な観覧」「トキの観察と学習を一体的に行えるよう配慮」
施設諸元
延べ床面積907㎡、ケージ最高高さ13.2m うち公開ケージ 510㎡、観覧通路 248㎡、管理棟 83㎡、学習展示コーナ 66㎡
観覧ポイントは4カ所設定されており、飛翔する姿、食事風景、棚田風の湿地や樹木など里山を再現した環境での暮らしぶり、止まり木で休むトキを間近で観察できます。
もし、いしかわ動物園へ行かれた際にはぜひ『トキ里山館』をお見逃しなく。
写真は棚田風の湿地で餌を探しているところを撮影しました。
種類:トキ 撮影場所:石川県/いしかわ動物園/トキ里山館 撮影年月:2018年11月
次回はニホンコウノトリを紹介する予定です。
コメント
きっと昔は本当の田んぼで、このようなトキの姿が見られたのでしょうね。いつかまた、このような姿が普通に見られるくらいトキが増えていくと良いですね。次回のコウノトリも楽しみです(*^^*)
江戸時代には北海道から九州まで全国に生息していたそうです。 その後乱獲や生息環境の変化により徐々に数を減らしていったそうです。