日本の天然記念物、特別天然記念物の鳥たち(東京都/多摩動物公園/コウノトリ)
久し振りの投稿です。
皆さんお元気ですか?
日本の天然記念物、特別天然記念物に指定された鳥たちを動物園の飼育個体で紹介しています。
第2回は特別天然記念物のコウノトリです。(昭和28年天然記念物指定、その後昭和31年に特別天然記念物指定)
コウノトリはコウノトリ目コウノトリ科に分類され、学名はCiconia boyciana、漢字では鸛、英名はOriental white storkです。
全長約120cm、翼開長約200〜220cm、体重約4〜5kg
環境省レッドリスト:絶滅危惧ⅠA類(CR)(ごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)
IUCNレッドリスト:Endangered(EN)
天然記念物指定後、野生個体群保護活動と捕獲個体増殖が続けられたが、日本国内においては、1971年に野生絶滅、1986年に国産最後の個体が死亡し、国産コウノトリが絶滅しました。
1992年から兵庫県で飼育下で生まれた個体を野生に再導入する野生復帰計画が開始、2020年6月時点では野外個体が200羽に達したそうです。
現在、東京都多摩動物公園、兵庫県立コウノトリの郷公園を中心に全国各地の18施設で飼育展示されているそうです。
種類:コウノトリ 撮影場所:東京都/多摩動物公園 撮影年月:2014年11月
コメント
先月あたり伊丹市の昆陽池公園にコウノトリが飛来していたそうです!行こうと思いつつ時期を逃してしまいました。来年も来てくれるといいなーと思っています。
最近各地で目撃情報が報告されているようですね。
昨年9月には東京の葛西臨海水族園の屋外エリアにも野生のコウノトリが飛来したそうです。
現在、日本で繁殖したコウノトリにはほぼ全ての個体に足環が装着してあるそうですので足環を見れば出自がわかるそうです。 私も野生のコウノトリを見て見たいと思っています。